ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

酒のひろせ @岐阜県岐阜市

2018年09月11日 | 岐阜県(岐阜)

ずっと以前から品揃えの評判は聞いていたが、自分はこちらの方にあまり用事が無く、やっと初めて訪問した岐阜市柳津町の酒屋「酒のひろせ」。店は大手スーパーの大きな建物の近く、車の通りも多い交差点近くにある。この日の目当ては知人へのプレゼント用の日本酒と、自分用の酒。普段使いの酒を買う店として出入りしている酒屋は限られているので、全く入ったことのない酒屋に入るっているのはドキドキするものだ(両方の意味で)。店に入ると沢山の酒が整然と並んでいた。とりあえずこの日はワインや洋酒、焼酎の類は無視して日本酒の棚へ。火入れしてある酒の棚と、主に生酒や吟醸酒の入った大型冷蔵庫が向かいあっている。普段自分の目にしない銘柄の酒や、岐阜県内の酒蔵の酒もしっかり。

どれも試してみたいが、今日の一番の目的はプレゼント用の酒。でもこれってなかなか難しい。人によっては1升瓶で要冷蔵の酒は保管出来ない可能性があるし、あまりにも全国的に知名度の高い銘柄の酒では能が無い。色々と迷った挙句「何かあったら呼んで下さいね。」と放っておいてくれた(←これが嬉しい)主人に声を掛けてみた。そして価格帯を含めた自分の大体の要望と、相手の簡単な人物像を伝えると、即答で「それならこれがいいと思います!」と、数多ある中からある銘柄の4合瓶を勧めてくれた。「旦(だん)純米吟醸・愛山・29BY」(写真下左)。おぉ、これは頼もしい。価格は決して高くないけれど、その銘柄の特徴と現在の日本酒界での立ち位置がちょうど相手に合うんじゃないかと選んでくれたのだ。自分も全く異論が無かったのでそれをプレゼント用にラッピングしてもらい、自分は養老町の「玉泉堂酒蔵」の「無風(むかで)」(純米・別拵・写真下右)の1升瓶を購入した。

  

ラベルの図柄は気色悪いが、これ武田信玄の軍令部隊の旗印から取られたのだそう。ムカデは毘沙門天の使いでもあり、絶対に後ろに下がらない。また商家では客足が多いと縁起物にされているのだとか。面白いなァ。酒造米は”ひだほまれ”。炭濾過が控えめなのかしっかり色付いて、口当たりは柔かいがしっかりとボディのある酒。旨い。香り高い吟醸酒が好きな人にはちょっと重く感じるかもしれないが、値段も手ごろだし普段使いにはちょうどいい。ひやで呑み、少し燗をつけて呑み、と楽しんだ。また次に店を覗くのが楽しみになった。(勘定は¥4,000程)

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酒のひろせ

岐阜県岐阜市柳津町本郷3-186

 

( 岐阜 ぎふ 柳津 やないづ 広瀬 酒の広瀬 日本酒 ワイン 焼酎 むかで 百足 旦 純米吟醸 愛山 山梨県 29BY )

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