ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

來杏 担担麺房 シンフォニー豊田ビル店 @名古屋市中村区・名駅

2019年04月17日 | 名古屋(中村区・西区)

随分前だが飲食をアカデミックに語るある方のツイッターで”名古屋式汁なし担々麺”という記述があって「?」と思ったことがある。あまりこのブログには載せていないが、自分も大好きで時々無性に欲して食べに行くのだが、たぶん平打ちの中華麺を使った胡麻とラー油主体の担々麺の事で、名古屋では「想吃担担面(シャンツーダンダンミェン)」や「杏亭」が有名な店か。これが”名古屋式”という認識が無かった。他所で汁なし担々麺を食べたことがないので分からない。自分はシャンツーに時々行くが、この食べ物の始祖はどこなのかなと少し調べていくと、ある店のHPに気になる記述があった。それがこの「來杏(らいか)」。オーナーシェフの経歴に「想吃担担面」「杏亭」の店舗プロデュースや総料理長、商品開発をやったと書いてある。ということはこの方が創始?元は同じなのか?

…なんて調べているうちに食べたくなり、訪れたのは担々麺に特化した名駅シンフォニー豊田ビルの「來杏 担担麺房」(本店は休業日だった)。カウンターに腰掛けメニューを眺める。もちろん「汁無し」をいただこうと思っていたが、「白ゴマ」「黒ゴマ」「四川青山椒入り」などの種類があって惑わされる。自分は自宅の庭に生る大量の山椒の実を乾燥させてミルで使っているくらいの山椒好きなので「四川青山椒~」というのに惹かれたが、まず基本は一番上の品かなと「白ゴマ汁無し担担麺」を注文した。

さほど時間はかからず「白ゴマ汁無し担担麺」が登場。最初から小ライスが付いている。「よく混ぜてお召し上がり下さい。」との事なので言いつけ通りしっかり混ぜて手繰る。麺はきしめんやフェットチーネといってもおかしくない平打ちの麺でむちっとした食感(食感としてはフェットチーネに近いか)。濃厚なタレは胡麻が強く、かなり甘い。香辛料の辛さはちょっと後からやってくる。旨い。辛さや痺れは大したことないので食べやすさは他の店と共通。目の前に花山椒のホールや、鎮江香酢が飾ってあったけれど頼めば出してくれるのかな?。麺量はさほど多くなく、残ったミンチやタレ、ラー油でご飯をいただく寸法。自分は外食で”ねこまんま”はやらないタチなのでぶっかけたり混ぜたりはせず、それぞれでいただいた。これが本当に名古屋独自というのなら、”台湾ラーメン”や”台湾まぜそば”と同様に他所の土地でも人気が出る可能性もあると思うんだけれど、どうかな。(勘定は¥900)

來杏 担担麺房 シンフォニー豊田ビル店

愛知県名古屋市中村区名駅4-11-27 シンフォニー豊田ビル B1F

 

( 名古屋 ナゴヤ らいか ライカタンタンメンボウ 担担麺 担々麵 たんたんめん 汁なし担々麵 四川 四川料理 シャンツーダンダンメン あんずてい )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする