バスで鷺山へ向かい「鷺の湯」の激熱の湯で汗を流した後に、どこかでビールを呑める場所はとバス停で検索。近くにショッピングモールはあるが、そういう所は嫌だなとその近辺を探すと鮮魚を扱う料理屋があったのでバスで向かう。辿り着いたのは「魚のいち幸」。魚屋がやっている料理屋のようで創業は昭和60年(1985)だそう。店舗の入口は魚屋の隣の普通の住宅の玄関のような場所。開けても普通の玄関。奥から出てきた方(女将さん?)に「1人でもいいですか?」と声をかけると「どうぞどうぞ、2階へ。」と招き入れられた。本当にひとんちみたいだ。2階はテーブル席のある部屋と入れ込みの大広間になっているようで、大広間の端の卓に案内される。夜営業が始まったばかりの時間でまだ他に客は居ないが、案内されたのは卓が窓際にぴったりと寄せられた隅の席。なので外(正確には閉められたカーテン)に向かって座ることになる。うーん…。
注文は何と各卓に用意されたタブレットで。ハイテク。ちょっと暑いくらいの暖房と演歌のBGMの下、タブレットに載った数多い品で迷う。銭湯で汗をかいてきたのでまずは瓶ビール(キリンラガー)。ビールに合わせて「甘エビコロッケ」「もつ煮」を選んで注文した。冷えたビールをカーテンに向かってグイッと…、ひとりぼっち感が半端ない(笑)。昼は少しでも多くの客を座らせる必要があるだろうが、この早い時間帯に広間に背を向けさせ、外の景色でも見えるのならまだしも、目の前がカーテンというこの席じゃないとダメかな…。すると店員が来て「もつ煮」は売り切れだと言う。あれ、タブレットの意味は?(笑)。ハイテクなのか、ローテクなのか…。「甘エビコロッケ」は熱々で甘エビの香りが凄い。オーロラソースで美味しくいただいた。
越前(福井)からの仕入れが得意なようなので「越前ガサえび唐揚げ」、それに「一本義」を2合を追加。”上燗”でお願いしたが、店員が戻ってきて「ぬる燗でよかったですよね?」と再確認されたので”上燗”は通じないようだ(これは仕方がないかな)。「越前ガサえび唐揚げ」は竜田揚げのような衣が厚く、そこが油を吸ってしまい、ややくどくていまひとつ。「ホウボウの刺身」を追加。出された皿はつまが手前で刺身はカーテンの方を向いていたが(苦笑)、歯応えもあって白身特有の甘味も感じられ旨かった。いろいろあってちょっと酒の量とのバランスが狂ったので食べ足りないが、河岸を変えることにしてタブレット操作で勘定をしてもらう。支払いは玄関をいったん外に出て隣の魚屋で。ハイテクなのか、ローテクなのか…(笑)。多人数なら楽しめるかも。(勘定は¥3,200程)
↓ 初めて「鷺の湯」を利用してみた。やや小さめの浴場で、湯船も小さめ。薪で沸かしているらしいが”チンチン”(笑)。44~45度くらいあるんじゃないか。熱い風呂好きの自分も体が赤くなる(だんだん快感に…)。なので湯船に浸かる人は少ない。
岐阜県岐阜市則武428-8
( 岐阜 ぎふ いちこう 魚のいちこう 鮮魚 海鮮料理 魚屋 越前 福井 カニ料理 ランチ 銭湯 )