ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

喜晴屋 @名古屋市中村区・名駅 (※閉店)

2019年04月29日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

平日のある日、珍しく朝から名駅近くに居たので、遅めの朝食に広小路通から一本入った所にある「喜晴屋」を選んだ(創業は昭和20年だそう)。早朝から昼過ぎまで営業している店で、表には「定食630エン」と書いてある看板のみ。周囲はオフィスビルに囲まれているので、サラリーマン相手の朝・昼食屋として機能しているお店だろう。暖簾をくぐって中に入ると奥に長いカウンター席とテーブル席がある。この日は朝食には遅く、昼食には早いという半端な時間帯だったので先客はゼロ。女将さんと娘さん(?)は昼に向けて調理の真っ最中。カウンターに座って頭上のメニューを見上げる。といっても定食は「さしみ」「さば煮」「さば焼」「天ぷら」「冷奴」の5種類しかない。メインをこの中から選んで、後はカウンター上にずらりと並んだ惣菜から自由に取ることが出来るようだ。定食でお願いすると惣菜の小皿、味噌汁、そしてご飯が付く。惣菜は自分でも選べるし、すでに盛り合わせてある皿を取ってもよい。「さば煮」を選んで、惣菜を何にしようか迷っていると、女将さんが「焼いたばっかの鮭も食べる?」と言って下さったのでお任せする。

まずは焼鮭、茄子の煮物、筑前煮、ごぼうのきんぴらがのった小皿、そして大きめの飯碗にたくあんがのったご飯と味噌汁、後から電子レンジで温め直された「さば煮」が渡された。メインのさば煮はかなり濃いめの味付け。ご飯が進む。惣菜は地味ではあるが食材の種類も多く、賑やか。もちろん温かくはないが野菜が多いのが嬉しい。昼のサラリーマンにも人気だろう。同じ値段で定食に”冷奴”を選ぶ人居るのかな…と思っていたけれど、小皿がこれだけバラエティに富んでいると問題無しだ。これ、カウンターの上の惣菜を取りながら酒でも呑めたら最高だなァ…と思って店の奥を見やると、メニューには無いが冷蔵庫の中にはきっちりと瓶ビールが。がぜん呑み目当てで寄りたくなった。そんな機会があればいいけれど(←必死で探す)。(勘定は¥630)

※令和元年6月現在、閉店改装して焼肉屋に変わるようです

 

お食事 喜晴屋

愛知県名古屋市中村区名駅南1-15-20

 

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