名古屋のコーヒーを代表する喫茶店のひとつ「コンパル」。本店は大須だが、こちら御器所にある「コンパル御器所店」は本社もある建物なので他とちょっと趣が違う。ある日曜の午後に入ってみた。階段を上がって2階が店舗になっている。すでにランチタイムを過ぎた時間だが、席数も多い店内はほぼ満席の盛況。客層はカップルからグループ客、家族連れ、1人客など老若男女様々。相席はさせていないので入口近くには待ちも出ている。自分は運よくちょうど入れ替わりですぐに座ることが出来た。昭和な雰囲気を残す店内で、昭和な雰囲気を残すウエイターからメニューを受け取る(笑)。
コンパルといえば何といっても「エビフライサンド」や「コーチン玉子サンド」だが、こちらのコンパルは他の店舗と違い「ハンバーグ」や「あんかけスパゲティー」といった洋食メニューがあるのが特徴。なのでがっつりご飯を食べに来る客も多い。自分はもう昼は軽く済ませていたのだが、せっかく公共交通機関で来ていたので、ビールのつまみにしようと「メンチカツ」と「ビール」をお願いした。まずはビール(中瓶・アサヒスーパードライ)、それにカトラリーが用意される。店内の喧騒を感じながら冷たいビールで喉を潤していると「メンチカツ」が運ばれた。
平皿に盛られた「メンチカツ」は楕円の平たい形をしていて、半分くらいにデミグラスソースがかけられている。しっかりとした大きさもある。早速ナイフを入れてみると、硬くはないがしっかりと肉が詰まったような感じの昔風の作り(最近のは玉ねぎを多用してフワッとした口当たりのものが多い)。デミグラスソースはかなり濃いめの味付け。これも味の組立はクラシック。これをカットしたカツにたっぷりとまぶしながら口に入れ、ビールで洗い流していく。もちろん旨い。昼間の冷たいビールは効くなァ…。添えられた千切りキャベツやトマト、きゅうり、ポテサラも綺麗にさらえてちょうどビールも呑み終えた。まだ入口付近は混雑しているので急いで勘定してもらう。次はしっかりと食事で訪れよう。(勘定は¥1,190)
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↓ 桜花高校の裏手にある建物(建築詳細不明)◇。日本家屋に板張り、袴屋根の洋館が合体した、戦前に多く見られた和洋合体の様式。何気に2階の”お多福窓”が素敵。
↓ コンパルから1本西の通りにある建物(建築詳細不明)◇。玄関部分まで洋風で、窓が広い(採光の為)のは元医院(想像)の建物ならでは。敷地内には立派な蔵も建っている。もちろん洋風住宅の象徴”シュロ”が植えられている。2階窓が塞がれていて、使われていないかもしれないがとても状態が良い。
コンパル 御器所店
愛知県名古屋市昭和区御器所通2-9
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