ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Story Of The Stones / The Rolling Stones

2023年09月01日 | クラシック・ロック

ストーンズ(The Rolling Stones)のカタログはほとんど揃えている自分にとって全く必要のない盤「Story Of The Stones」(しかも実はこれ海賊盤です)。元はK-Telというカナダ発の廉価レーベルで1982年に発売された物。このレーベルの作品は大手スーパー・マーケット・チェーンなどでよく売られていて、今ではちょっと再評価もされているようだが、安易な選曲と安っぽいジャケで80年代当時、若者は見向きもしなかったと記憶する。このストーンズの編集盤もそのうちのひとつで、レコードやカセット・テープ(ジャケ写真下)で発売されていたもの。

上のカセット・テープ2本、実はこれ自分が若い頃にちょっとアメリカに居た時に初めてスーパーで買った物。まだ上手に喋れなかったので身振り手振りも交えてケースからこれを出せと催促したと思う(苦笑)。もちろんその時はもうストーンズのファンでオリジナル・アルバム(レコード盤)はほとんど揃えていたので、その時でさえ不要なコンピ。ちょっとコレクター気質があったのかな。それでもそういった若い頃の思い出と、意外にも良質な編集で思い出深いコンピ盤なのだ。それからカセット・テープは押し入れに入ったまま。原盤がそんな出自なのでもちろんCD化されることはなかったが、他に自分のように思い入れがある人が居たのかどうか、ブートレグ(正確に言うとオフィシャル音源を使っているので”パイレート盤”)として発売されていた。

それでも改めて買う気は無くて見送っていたが、時々見かけるとどうしても気になる。ネット・オークションを見回っていたら安く出ていたのでポチッとしておいたら落札出来た。内容はデッカ・ロンドン時代の曲のコンピで、年代順でなくランダム。それでもなかなかの選曲と新鮮な曲順で、カセット・ウォークマン(死語)に入れてよく聴いた。このCDで特に発見がある訳ではないが、懐かしい。ジャケットに引っ張られている訳ではないが、この60年代頃のストーンズは影があって、ドラッグ問題、裁判、ブライアンの死、などがあり、ある世代にとっては社会の敵だった存在。ブルーズやR&Bのカヴァーから出発して、曲も時代と共に一般的なポップスとは違う暗い部分に焦点が当たり、ルーツ音楽と融合してさらに新しいストーンズしか出来ない音が産まれている。さすが。

A1 (I Can't Get No) Satisfaction
A2 It's All Over Now
A3 Time Is On My Side
A4 Play With Fire
A5 Off The Hook
A6 Little Red Rooster
A7 Let It Bleed
A8 Have You Seen You Mother Baby, Standing In The Shadow

B1 Paint It Black
B2 The Last Time
B3 We Love You
B4 You Better Move On
B5 Under My Thumb
B6 Come On
B7 I Just Want To Make Love To You
B8 Honky Tonk Women

C1 Jumpin' Jack Flash
C2 (Get Your Kicks On) Route 66
C3 I Wanna Be Your Man
C4 Mother's Little Helper
C5 You Can't Always Get What You Want
C6 Carol
C7 Let's Spend The Night Together

D1 Get Off My Cloud
D2 19th Nervous Breakdown
D3 Not Fade Away
D4 Walking The Dog
D5 Heart Of Stone
D6 Ruby Tuesday
D7 Street Fighting Man

ネット・オークションにて購入(¥580)

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上海亭 @岐阜県加茂郡坂祝町 (※閉店)

2023年09月01日 | 岐阜県(中濃)

この店が出来たばかりの頃、店の前を通って看板を見て、”一日中 中華モーニング”という文字を見て、「中華料理屋までそんなことを…」と思っていたら、そのすぐ後にメディアで紹介されて、あっという間に駐車場がいっぱいになってしまった岐阜県坂祝町の「上海亭」。”中国茶”とあったので興味があったが、当分立ち寄れないと見送っていた。ほとぼりが冷めたかなっていう頃に用事で開店時間頃に店の前を通ったら、まだ車が1台しか停まっていない。朝はまだ何も食べていなかったので、ちょっと食べていこうと駐車場に車を入れた。開店と共に店内へ。店員は全員あちらの女性。にしても人数が多い。もちろん「中華モーニング」を”中国茶”でお願いした。店内掲示には”生ビール250円”とか、単品でも500円とかの激安の値付けなので、こんな早い時間からテーブル席でビールを呑み始めたオヤジ達も居る(この辺鄙な場所からどうやって帰るんだ?)。

しばらくして運ばれた「中華モーニング」は、大きな丸い木製トレイに盛られている(後から知ったが回転するらしい)。真ん中は点心が3つ入った蒸籠。周りの小皿には、茹でブロッコリー、皮付き煎り豆、人参のシリシリ、雑炊、何かを揚げたの、ナッツ。す、すごい。お茶も凄い。急須のまま供され、中には鮮やかな色の花びらやクコの実が入った所謂”花茶”。ちゃんと砂時計も用意してあり、砂が落ちたら飲んで下さいとのこと。まずは点心(肉まん、焼売っぽいの、マントウ)に手を付けながらお茶の出来上がりを待つ。出来上がった花茶はハーブっぽい香りがとても良く、旨い(←元々ジャスミン茶が好物)。全部飲み切ると相当な量だけど、ほとんど飲んでしまった。隣の客が頼んだアイスコーヒーはバカでかいカップで出てきている。凄いなァ、これでワンコイン以下。勘定してもらうと「マスクどうぞ―。」とマスクを一束をくれようとする。サービスで渡しているらしい。いったいどこで利益を出しているのやら。色々とタガが外れた店だ(笑)。(勘定は¥480)

この後の記事はこちら (2

 

中華食堂 上海亭

岐阜県加茂郡坂祝町酒倉2000-10

※令和6年11月15日を以って閉店しています

 

( 坂祝 さかほぎ しゃんはいてい 中華料理 中国料理 モーニングサービス 飲茶 中国茶 花茶 点心 饅頭 蒸しパン 閉店 オーナーチェンジ )

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