Live At The Beverly Theater In Hollywood / P-Funk All Stars (1990)
70年代に一世を風靡したジョージ・クリントン(George Clinton)率いるパーラメント=ファンカデリック(Parliament-Funkadelic)。ただ80年代に入るとレーベル問題やメンバー流出でバンドがバラバラになり、経済的にも難しくなって解散状態になったのだとか。ただ総帥はめげずにソロ名義の「Atomic Dog」が大ヒット。結局バンドを再編し、P-Funk All Stars(Pファンク・オール・スターズ)名義でツアーに出たのだそう。これはその1983年のツアー音源を収録した2枚組。大所帯の参加メンバーは以下の通り。
Vocals - George Clinton, Clip Payne, Gary Mudbone Cooper, Lige Curry, Robert "P-Nut" Johnson, Ron Ford
Guitar - Eddie Hazel, Dewayne McKnight, Cordell Mosson, Garry Shider, Garry Shider, Michael Hampton
Bass - Rodney Curtis
Drums - Dennis Chambers
Flute, Vocal - Maceo Parker
Horns - Bennie Cowan, Greg Boyer, Greg Thomas
Keyboards - Bernie Worrell, Jerome Rogers
自分はこの時期のPファンクに全然興味が無かったので、発売当時はもちろん今まで全く聴いたことが無かった。たまたま中古CD屋に安く刺さっていたので何となく購入。聴いてみてビックリ。バンドとしてのまとまりも良く、なかなか充実した演奏。80年代特有の安っぽいシンセ音が主流かなと思いきやそうでなく、元曲から大きくアレンジを変えている曲もあるが、グッと腰を落としつつもグルーヴィーな仕上がりになっている。バンドの特徴でもある”ごった煮”感覚ももちろん健在。ま、解散からそう時間が経った訳でもないし、腕っこきが揃っているからなァ。しっかり楽しめた。
そして何と、フェスで来日するファンカデリックの単独公演実現の知らせ。しかも名古屋ありだ(感涙)。なぜPファンクでなくファンカデリック名義なのかが謎だが、もちろんチケットは即ゲット。楽しみ。
中古店にて購入(¥550)
- Label : Westbound
- ASIN : B01130DTOY
- Disc : 1