ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

カフェ・ド・ロペ @岐阜県岐阜市

2024年07月19日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市芥見(あくたみ)の長良川護岸道路沿いに昔からある喫茶店「カフェ・ド・ロペ」。幾度となく店の横の道は通っているが、店に入るのは初めて。今でこそ外観は草臥れているし、洒落た書体だった店名の看板はいつぞやの台風で飛んでしまったが、ずっと回転灯(この地方では”営業中”の意)が回っている息の長い店。店に入ると広いフロアーにはブルーやグリーンのベロアのソファのテーブル席が10席以上。古びてはいるが鏡張りの柱と組み込まれたシャンデリアがあったりする昭和デラックスな意匠。座ったテーブル席には年配の女性主人のものと思われるエッセイ(!)が敷かれている。これいつも書き換えているのかな。給仕は外国人女性。メニューは見当たらないが、まるで常連客に訊くように「きょうは?」と訊かれたので、あ、もうこれは1択かなと外看板にあった「ランチを」と返事。「ドリンクはホット?アイス?」「アイスで」。「ブラック?」「ハイ」と終止向こうペース(笑)。

しばらくして「日替りランチ(コーヒー付)」が運ばれた。幕の内重に盛られていて、春雨の炒め物、揚げ餃子2個、玉子焼き、ポテサラ、肉味噌、ミニサラダ、ご飯、味噌汁、たくあん、という盛り沢山な内容になっている。ご飯は上げ底になっていてやや少なめ。でもオッサンにはちょうどいい具合。ある程度は作り置いているだろうが、熱いものはちゃんと出来立てでいい感じ。4名の先客や後客も全員これのようなので、やはり昼は1択なんだろう。あれやこれやのおかずでご飯をやっつけていく。自分の食べ進み具合を見てアイスコーヒーも届けられた。冷たいのを飲みながら、ひと息ついてご馳走様。(勘定は¥700)

 

 


 

↓ 店のすぐ近くにある各務(かがみ)用水の「津保川サイホン」(昭和49年・1974・建造)。関市小瀬(おぜ)の長良川から取水された水が支流の津保川の川底に入り、サイホンで高い場所に給水される仕組みだそう。物凄い量の水が流れていくさまは壮観。

 

 


 

 

カフェ・ド・ロペ (CAFE DE ROPE)

岐阜県岐阜市芥見大退2-209

 

( 岐阜 ぎふ 芥見 あくたみ 長良川 ながらがわ ロペ 喫茶 喫茶ロペ カフェドロペ ランチ 珈琲 産業遺産 農業用水 )

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