Straight To Hell : Original Motion Picture Soundtrack (1987)
アレックス・コックス(Alex Cox)監督作品の映画「Straight To Hell」のサントラ。日本で公開されたのかどうかは知らないが、当時もその濃い面子が揃った映画はいわゆるカルト・ムーヴィーとして話題に挙がったと記憶する(自分は映画を見ていないので内容は知らないのだが…)。欧米人はマカロニ・ウエスタン映画(向こうで言う「Spaghetti Western Film」)に強い思い入れがあるようで、特に、パンク・ニューウェーヴやオルタナティヴ音楽では、マカロニ・ウエスタンの映画音楽、劇中サウンドやダイヤログ(台詞)がコラージュされている事が多い(それにしてもなぜ日本では「マカロニ」になったんだろう?)。この映画に出演した面々も、デニス・ホッパー(Dennis Hopper)、ジョー・ストラマー(Joe Strummer)、ディック・ルード(Dick Rude)、グレース・ジョーンズ(Grace Jones)、エルビス・コステロ(Elvis Costello)、ジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)など錚々たる顔ぶれ。ホール(Hole)のコートニー・ラヴ(Courtney Love)まで出演している。こりゃ一回観てみないとな…。
サントラはポーグス(The Pogues)の音楽を中心として、ラテンの要素が入って「ごった煮」感覚。当時のジョー・ストラマーはラテン風味の音楽にご執心だったし、ポーグスも元々そういう音楽要素があるから、アルバムとしての統一感があって楽しめる。聴き比べてはいないが、収録曲はヴァージョン違いだったりするらしいので、ファンは要注意(ポーグスは一聴して分かるが)。この記事を書くまで知らなかったが、映画にはDVD・ブルーレイ用(?)ニュー・ディレクターズ・カットの「Straight To Hell Returns」があるらしい。そのサントラも出ているようなので探してみようかな。
amazonにて購入(¥361)
- CD (2004/1/6)
- Original: 1987/6/26
- Disc: 1
- Format: Soundtrack, Import
- Label: Msi
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