Way Down In The Rust Bucket / Neil Young (2021)
ニール・ヤング(Neil Young)とクレイジー・ホース(Crazy Horse)の面々がRagged Glory Tourの前にウォーミング・アップとして行ったカリフォルニアはサンタ・クルズでのライブ録音。一連のライヴ・アーカイヴ・シリーズのひとつ。時は1990年。ニールが”The Godfather Of Grunge"として当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったシアトル勢(Nirvana、Pearl Jam、Soundgarden等)からリスペクトを受けていた頃。着飾らない普段着で、観客に歪んだギターやノイズの大音量を浴びせるニールは、実際にこの後パール・ジャムと一緒にアルバム製作をするまでになる。
ニールとバンドはそれぞれのパートがはっきりと分かれているようには聴こえなくて、一体になった音の塊となって押し寄せてくる感じ。曲も(昔の曲を含めて)分かり易いサビがあったりする曲は少ないけれど、ジャムっぽい演奏が続くのに飽きさせることがない不思議な集中力があってカッコイイ。自分は当時ニルヴァーナ以外のグランジ勢をよく聴いていたが、残念ながらニールの活動まではシンクロしておらず、充実していた彼の演奏をリアルタイムで聴けなかったことが悔やまれる(その後、少し遅れてアルバム「Ragged Glory」を購入した)。以前に購入したツアー音源のライヴ・アルバム「Weld」「Arc」をもう1度引っ張り出して聴き比べてみようかな。
ネット・ショップにて購入(¥1,382)
- Label : WARNER RECORDS
- ASIN : B08SZ1HYQ1
- Disc : 2
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