この日は中村区を東西に走る中村郡道を歩いて道沿いにある麺類食堂に伺うも、現在は出前のみということで昼食にはありつけず。この日は出遅れていてもう中休みの時間になってしまったので大門方面へ歩いて喫茶「ロビン」で休憩することに。創業は昭和20年(1955)。コロナ禍になって休んでいたり、ご高齢の女将さんの体調だろうか臨時休業も多く、少し前に立ち寄った時も”しばらくの間休業させていただきます”と紙が貼ってあった。先日も一度覗いたが休み。ちょっと心配になっていたので回転灯が回って営業を知らせているのが見えてひと安心。中に入って赤いベロアのソファのテーブル席に腰掛け「レギュラーコーヒー」をお願いする。娘さんの姿しか見えなかったので「!?」と思ったが、後からちゃんと女将さんが出ていらしてホッとした。以前と同様、コーヒーを淹れるのは女将さん。秤も年季が入っているなァ。ダフネの古いグラインダーで豆を挽いて淹れてくれる。
他に客が居なかったので、出来上がった香りの良いコーヒーをいただきながら何となくお2人とおしゃべり。最近は関東圏からも客が来るのだそう。早朝開店で店じまいが早いので泊まったホテルから早起きして来てくれるのだとか。自分がバイクに乗ってこの店に来たこともあるなんて話になったら、昔ご主人も乗っていたそうで、娘さんは後ろに乗せてもらった覚えがあるそう。ご主人が夜中にバイクだか車だかで近所の布団屋に突っ込んだとか(笑)、楽しい昔話を聞かせてもらった。優しい関西弁の女将さん(大阪出身だそう)は、仕事も記憶もしっかりしていて本当に素敵。常連でもない自分のような若輩にもいつも丁寧な言葉でお話下さる。楽しい時間を過ごさせてもらい、お暇した。(勘定は¥380)
※年末年始も体調を崩されて臨時休業があったようなので訪問はツイッターで確認してからが良いと思います
↓ 店の北にある古い通り「中村郡道」。この道の名称は地図アプリを見て初めて知った。名古屋駅の東、国際センター駅近くから大秋西公園まで東西に走っていて、一部には風情ある古い建物が連なっている(建築詳細不明)◇。
↓ 南北に走る狭い枇杷島新道沿い、以前に訪れたウズベキスタン料理店の近くの古い家屋(建築詳細不明)◇。最初はただの古い理髪店かと思ったが、中には道路側に向けて理容器具やサインポールがいくつも並んでいる。何だろう、収集家?
愛知県名古屋市中村区寿町36
( 名古屋 なごや 大門 おおもん ロビン 珈琲家ロビン 喫茶ロビン Coffee Robin ダフネコーヒー 純喫茶 純喫茶ロビン 郡道 中村遊郭 名楽園 近代建築 )
そうですか…。それでもつい最近まで頑張っていらしたのは凄いことですよね。
2月に自ら淹れていただいたコーヒーを飲むことが出来て幸せでした。
情報ありがとうございます。
ご冥福をお祈りします
そう「開治屋」です。ここには行ったことがなかったので楽しみにしていたのですが
残念でした(長く休業中だったことは現地でグーグルマップを見て初めて知りました)。
出前のみでもやっているということは復活もあるといいのですが…。
>>中村郡道を歩いて道沿いにある麺類食堂に伺うも
ひょっとして…19年年末に利き腕を悪くして長期休業されていたお店でしょうか?
食べログでは掲載保留ですがGマップでは廃業・休業になっていないので一抹の不安と期待があったのですが、今はそんな状態なんですか…