岐阜市の忠節橋通り、千手堂の交差点にある和菓子の「浪花堂」。見ての通り、隣のビルに寄りかかるようにある古い日本家屋は地味な外観だし、写真のように日除けが下がっていると店舗なのかどうかも分からり辛いので、知っている人が立ち寄る店。以前に立ち寄った時は表のガラスショーケースの中にいくつか商品が残っていたにも関わらず、予約でもはいっていたのだろうか売切れだと断られてしまった。この日はたまたま自転車で前を通ったので再度立ち寄ってみる。ショーケースには「鬼まんじゅう」と「くずまんじゅう」の2種のみ。他には「赤飯」が置いてあったかな。いつもそれくらいで商品の数は多くない。奥に向かって声をかけるとご高齢の女将さんが出ていらした。今回は無事「鬼まんじゅう」と「くずまんじゅう」をそれぞれ2つづつ購入。
家に持ち帰り妻と分けっこ。東海地方の郷土菓子である「鬼まんじゅう」。小麦粉の生地に角切りのさつま芋がゴロゴロと入っていて蒸かしてある。自分の実家ではほとんど出てきたことがなく小さい頃に食べた覚えが無い。母に訊いても「そうだっけ?」とあまり覚えが無い様子。妻に訊くと、妻の実家(同じ東海地方)ではよく出てきたそうで大好物なのだとか(→ま、甘いもので嫌いなものって聞いたことないが・笑)。こちらの「鬼まんじゅう」は個々に丸めてはおらず、大きな容器で作って四角く切ってあるようだ。張りのある生地の中に芋がたっぷり。素朴な甘さで旨い。正直言って今まであまり旨いと思ったことは無かったが、ちょっと見直したかも(笑)。「くずまんじゅう」はぷるんとした透明な皮の中にこし餡。これは少し冷蔵庫で冷やしておいた。食べてみると中に小さい硬めの粒があって口に当たる。まるで角砂糖みたいな感じで何だか面白い。次に寄ったら何が置いてあるだろうか。(勘定は¥500程)
浪花堂
岐阜県岐阜市真砂町10-1
※令和5年11月末を以って閉店されました
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