守山区の千代田街道を通る度に気になっていた力強い”めし”の看板。日曜休みなのでなかなか伺えなかったが、ある平日に休みが取れたので駅から歩いて向かった食堂「越前屋」。暖簾をくぐると小上がり席が3つと土間のテーブル席が4つ。奥の棚には調理済みの惣菜が並んでいて自分で取るお馴染みのスタイル。年配の女将さんが1人でやっていらっしゃった。飲物はビールとお酒だけかと思いきや、冷蔵酒のラインナップが凄い。ちゃんとセラーに入れてある。事前には知らなかったのでびっくり。方針を変えてそれらをいただいてみることに。棚から「天ぷら」を取り、女将さんに「冩樂」(福島)をお願いした。天ぷらは温めてくれ、酒は受け皿にのった細グラスに注ぎこぼしてくれる。
「天ぷら」は精進揚げが7種(玉ねぎ、ピーマン、人参、かぼちゃ、茄子、さつま芋、えのき)と充実。塩も出して下さった。温め直しなのでもちろん衣はふやけているが、これで冷たい酒をクイッとあおると格別。棚から「ひじき煮」「里芋の煮っころがし」を取って来て、変わった名前の酒「ん」(青森)を追加。酒は冷蔵で量も多くないので、それぞれの味わい自体は感じ辛いが、こうして少しづつ色々呑めるのは楽しい。他には「竹雀」(岐阜)、「花垣」(福井)、「美稲」(秋田)、「大君」(奈良)なんかがあったかな。でもこうしていたらキリが無いので(笑)、「玉子焼」を取って、女将さんに「ごはん小」と「かい汁」をお願いする。残念ながら「かい汁」は無く「とん汁」に。「ごはん」は艶々。白菜漬けが付くのも嬉しい。碗に盛られた「とん汁」は赤出汁で具材がたっぷり。東海地方人のDNAに直接訴えかけるような濃い味が旨い(笑)。これ、具材が多いから酒の肴にもなりそう。ニラ入りでやや塩気の強い「玉子焼」もつつきながら平らげた。勘定をお願いすると暗算をした女将さんに「1,600円ですよね?」って訊かれたが、ゴメンナサイ、わたし数えてません(笑)。また伺う機会を作りたいなァ。(勘定は¥1,600)
↓ 廿軒家(にじっけんや)にある「廿軒家神明社」◇。創建は、江戸時代の元和年間だそう。
↓ 神明社の境内には「奉安殿(ほうあんでん)」(建築詳細不明)が現存している。戦前戦中にかけて各地の学校で天皇皇后の写真(御真影)と教育勅語を納めていた建物で、こちらも終戦後GHQ命令で取壊しの予定だったが、当時の校長が掛け合って例外的に残ったのを移築して宝庫として利用したのだそう。現在は秋葉神社が遷座され祀られているとか。
↓ 「廿軒家神明社」の東側の鳥居近くにある風情ある建物(建築詳細不明)◇。大きな敷地は囲われていて鬱蒼とした背の高い木々で全貌は分からないが、こちらは門に当たるのかな。果たして個人の邸宅なのか、神社に関係した建物なのか。それとも地名(廿軒家)の由来だという犬山城主・成瀬氏の家臣の系譜の建物か。
めし 越前屋
愛知県名古屋市守山区更屋敷14-5
( 名古屋 なごや 守山自衛隊前 瓢箪山 にじっけんや ちよだかいどう えちぜんや 越前屋食堂 食堂 大衆食堂 酒場 居酒屋 日本酒 )
こちらは、駅前に焼き鳥の「銀座」が健在の頃に何回かハシゴしました。
日本酒は気づかなかった~
さっそく行ってみます。
この記事を読んでGoogleマップをチェックして、
お陰様で新しいお店を発見したので今回もハシゴ~(*^o^*)
>日本酒
昔この店をブックマークした頃はそんなの無かったと思うのでまだ最近じゃないかな。
一膳飯屋とは思えないちょっとびっくりする品揃えでした。
>お店を発見
ハシゴ出来るっていうと「H」かな?
>南田神田さん、こんにちは。... への返信
今晩は~お世話になっています。
この記事のおかげさまで久しぶりに行って来ました。
トンカツもお温め直しなので衣はふやけていましたが、トロロをかけて美味しく頂きました。
今日の昼呑みハシゴはなかなか良かったです。
はやっ(笑)。