土日祝日休みなのでなかなか伺う機会が作れなかった丸の内の蕎麦屋「やぶ松」(”ぶ”は変体仮名)。やっと機会が出来たので勇んで店へ。暖簾をくぐると店内はテーブル席が並ぶ、いかにも蕎麦屋という佇まい。各テーブルには灰皿も置いてある。昼はミニ丼なんかもあって迷う。用事は終わっていたのであれば酒でもと思ったが、品書きにつまみになるような一品物が見つからず、結局給仕の女性にお願いしたのは「あいのり」。注文した後に、わざわざ額に入った”車海老”の文字を見付けて「海老にすればよかったか…」なんて相変わらずの”これも喰いたいあれも喰いたい病”。ま、そんなことを考えているのも楽しいものだ。
しばらくして銘の入った木の盆にのった「あいのり」が運ばれた。何も訊かれなかったが麺はそばときしめん。2つに分かれた塗りの蒸籠に盛られていて、両方に刻み海苔が振られている。細かい刻みネギとわさびは別皿に。最初から徳利に入った蕎麦湯も付けられている。さっそく蕎麦から手繰っていく。丸っこい感じのそば切り。つけ汁にちょこんと浸けて啜るもつゆはちょっと薄め。次はどっぷりと浸して食べてみるがあまり印象は変わらない。ざるの時はもう少し濃さが欲しいところ。次は白っぽい麺肌のきしめん。これも麺はなかなかいい感じ。でも同じつゆなので薄めなことに変わりはない。麺を手繰り終わっても蕎麦湯を注ぐほどでなく、そのまま飲めてしまうぐらいだった。次は車海老(だろう)を使った「天丼」か、ここならではの「お豆腐カツ丼」にしてみようかな。(勘定は¥850)
生そば やぶ松
愛知県名古屋市中区丸の内1-10-17
( 名古屋 なごや やぶしょう 蕎麦 そば そばきり 生蕎麦 きしめん 丼物 みそ煮込み 相盛り )
長年、同じ病気にかかってます。
医者には見放されました。
今では一生治らなくていいと思ってます(笑)
やぶ松さん
建物はRCのようですが、老舗感が漂うような。
>同じ病気
やはり治りませんか…。ま、人には好奇心旺盛なのでって言っておきましょう(笑)。
>やぶ松
いつ頃の創業の店か知らないのですが、ゲンゴロウさんのおっしゃる通り店内も渋く
老舗感があって、いかにも”ザ・蕎麦屋”という佇まいでしたよ。機会があれば是非!
ゲンゴロウさん、大変です。領下の「はやし」が閉店してしまいました…(涙)。