Post Pop Depression / Iggy Pop (2016)
イギー・ポップ(Iggy Pop)がクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(Queens Of The Stone Age、以下QOTSA)のジョシュ・オム(Josh Homme ※最近は”ホーミ”と表記するらしい)や、アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)のMatt Heldersらと組んで2016年に発表した17枚目のソロ・アルバム。発表当時、この面子を率いて海外のテレビ番組でスタジオ・ライヴをやったりしていたのでその映像はネットで観ていたが、アルバムは買っていなかった。2000年代に入ってからのイギーのアルバムはリアル・タイムでは買っていなかったので、遅すぎるが買い揃え中。奇しくもその頃から洋楽界隈で注目されたバンドと組んだので話題になったのかな。そのせいかこのアルバムまあまあヒットしたらしい。
聴いてみてリアル・タイムで聴かなかった事を後悔。すごく出来がいい。QOTSAと組んだら暴れそうなものだが、イギーらしいパンキッシュな曲は封印してグッと腰を落とした感じの曲調が多く、「Préliminaires」など違うジャンルの曲を歌い込んできた影響か、歌がとても上手くなっているように感じる。バックの演奏もステレオタイプなイギーのバック・バンドを演じることなく、黒子に徹しているのがかっこいい(→ただライヴは知らず)。なんでもジョシュがイギーのベルリン期の傑作「Idiot」「Lust For Life」あたりを意識したのだとか。特に02「Gardinia」のサウンドは好み(PVはバカバカしいけれど)。ライヴも発表されているので買ってみようかな。
ネットにて購入(¥1,080)
- Label : Loma Vista
- ASIN : B01AWMZW94
- Disc : 1
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます