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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第32期新人王戦/井山、新人王獲得

2007-09-25 16:37:05 | プロ棋戦

【新人王戦三番勝負第2局】
 第32期新人王戦決勝三番勝負の第2局が、 9月17日(月)、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、 井山裕太七段が望月研一六段に連勝し、 通算2勝0敗で初の新人王位を獲得した。
井山は2年前の30期に決勝に進んだが、金秀俊七段(当時)に敗れていた。

【新人王戦決勝三番勝負第1局】
 井山裕太七段と望月研一六段により争われている、 第32期新人王戦決勝三番勝負の第1局が 9月10日に大阪市の日本棋院関西総本部で行われ、 井山七段が292手までで白番五目半勝ちした。

    (日本棋院HPより抜粋)

     ◇   ◇   ◇

本命・井山七段の順当制覇というところでしょうが、一発勝負のトーナメント戦での優勝はさすがに底力を感じさせます。
井山七段はことし四月に史上最年少で棋聖戦リーグ入りを果たし、天元戦でも挑戦者決定戦に進出(山下棋聖に敗退)と、四天王につづく若手代表棋士といえましょう。

一方惜しくも優勝を逃した望月六段、若手大将格・井山七段に位負けでしょうか。残念な結果となりましたが苦杯をバネに飛躍してほしいと思います。

     ◇   ◇   ◇

新人王・井山七段は小学2年・3年で「全国少年少女名人戦」で連続優勝し、囲碁界の天才と注目されました。
少年少女名人戦では山下敬吾棋聖・王座も小学2年で優勝しており、この大会での優勝者が一流棋士への最短距離であることを証明しているようです。

世の中いろいろな分野で天才少年・少女が出現します。その後順調伸びて一流の世界に入っていく人の陰に、無念にも挫折する人もいます。
この違いは本人の努力・才能よりも指導者・親といった周囲の環境+運の力が大きいように思います。

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