第33期新人王戦決勝三番勝負の第2局は、9月22日東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われ、黒番の内田修平二段が河英一四段に勝ち、2連勝で優勝した。内田は山梨県出身の19歳。大淵盛人九段門下。河の敗退で、関西棋院勢の15年ぶりの優勝はならなかった。
(毎日新聞より抜粋)
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内田二段、見事新人王タイトル獲得。二段での新人王は初めてだそうです。(今までは五段が低段優勝記録)
参加資格が33期より「25歳以下、六段以下」と変更の影響もあるかもしれませんが、立派なものです。
前評判でもあまり注目されていなかったようですが、かえって幸いだったかもしれません。
本戦では林漢傑六段、安藤和繁三段、首藤瞬六段、三谷哲也五段と強豪を破っての決勝進出でした。
内田二段は大淵盛人九段門下。同門には奥田あや二段、関達也初段、堀本満成初段、田尻悠人初段、大淵浩太郎初段とフレッシュな人材が揃っており、今後の活躍が期待されています。
一方惜しくもタイトルを逃した河四段、関西棋院の期待を背負っての決勝。
本戦では望月研一六段、志田達哉二段、李沂修四段、孔令文六段を破っての決勝進出でしたが残念でした。
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昨年の新人王は現在、名人戦七番勝負を戦っている井山裕太八段。(一昨年は準優勝)
この棋戦をステップアップに、一流棋士に駆け上った若手も少なくありません。
中韓の若手に比べると力不足の感じもしますが、引き離されないようがんばってほしいものです。