昨日は娘の結婚式で「花嫁の父」を演じてきました。
終盤までは冷静に演じてきましたが最後の娘からのメッセージで、不覚にも理性を失ってしまいました。
「渋い存在感」をイメージしていたのですが、現実は演技ではない普通の「花嫁の父」でした。
今回の結婚式というドラマ、招待者の評価はどうだったでしょうか。
すべての人に感動とまではいきませんが、平均点以上の出来ばえだったと思います。
これも新郎・新婦やその友人、式場スタッフの苦労と思いの結実だと思っています。いい結婚式でした。
◇ ◇ ◇
今回の結婚式を控え「花嫁の父」という映画のタイトルがあったことを思い出し、レンタルDVDを借りて見ました。
映画「花嫁の父」(Father of the Bride)
・1950年、アメリカ作品
・監督:ヴィンセント・ミネリ
・出演:スペンサー・トレイシー、ジョーン・ベネット、エリザベス・テイラー
内容は娘の結婚が決まり、結婚式の準備から当日までの父親の悪戦苦闘を描いたヒューマン作品です。
アメリカ人の「家族の絆」への思いの濃さは、日本のそれと色合いが異なって見えます。
家族を思う気持ちは同等だと思いますが、日本の父親は内向性(シャイ)なんでしょうね。
結婚式前に見た感想は「父親の微妙に揺れ動く心情を描いた、暖かい作品」という一般的な印象でした。
しかし式後に映画の内容を思い出してみると、「父親の無垢な愛情がヒシヒシと伝わる感動の秀作」という印象に変わっていました。
見る側の心の変化によって、作品の印象も変わっていくようです。