こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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医療を哲学的に考える(9)・・・4つのカテゴリー

2014年01月27日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
医療に対してもつイメージをざっと挙げてみる。

すると、病院、体調、病気、手術、投薬、注射、点滴、入院、退院、医療費、患者、家族、医師、看護師、医療機器、薬、医学部、生、死、解剖、清潔、救い、喜び、悲しみ、赤(血液)、白(白衣)、黄(黄疸)、緑(手術着)、黒(壊死)、赤十字、済生会、ナショナルセンター、国境なき医師団、医療安全、大学、研究、論文、献血、臓器移植、脳死といったようにどんどんわいてくる。それぞれの言葉に関連付けたら、無限といっていいだろう。
この世のもので、医療と全く切り離して考えることのできるものというのは、どれほどあるのだろうか。ほとんどないのではないか。

これらのことをひとつひとつ吟味して、哲学的に検討するということは大変な困難を伴うこととなる。それに、上記のことにしてもはじめにあげた病院と一番最後の脳死は密接に関係しているし、献血と手術だって関連づけることができる。
どれもが、密接に関連し合っていて、組み合わせは無限にあって、区切りをつけることは不可能に近い。



ということで、僭越ながら不肖コロ健、自分なりに、大きな分類を作って、それぞれについて考えてみることにした。

おおざっぱに2つ、それをさらに2つに分け、4つの分野、すなわちカテゴリーに分けることにした。

まずは、ソフト面とハード面とに分け、これらのうち、ソフト面を患者と医療者、ハード面を医療経済(マクロ)と医療現場(ミクロ)に分ける。この順番で考えることにし、タイトルは次の4つ。

(1) 患者の視点からの医療とはなにか
(2) 医療者の視点からの医療とはなにか
(3) 医療経済とはなにか
(4) 医療現場とはなにか



まずは、患者の視点から医療とはなにか、を考えてみよう。


どこまで考えられるか
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