昨晩、高校時代の友人たちと同窓会の打ち合わせをするため、大雨上がりの渋谷に行った。お盆で人は少なめとはいえ、スクランブル交差点にはそれなりに人出があった。まだ明るさの残る時間はもちろん、打ち合わせが終わった23時頃になってもまずまずの混雑ぶりで、交差点の真ん中で立ち止まって写真を撮っている人がたくさんいた。
外国人観光客の多さには驚いた。昨晩なんて、スクランブル交差点の上にいる6〜7割が外国人だったのではないか。さらには、道玄坂や東急本店に向かう道はもちろん、センター街、井の頭線渋谷駅の下のパチンコ屋の横の小道を、カップルや家族連れでみなさん楽しそうに連れ立って歩いている。あまり綺麗とはいえないダウンタウンなのに、少なくとも明るいうちは犯罪被害の危険がほとんどなく、安心して歩ける街なんて、世界中探しても稀有な存在だろう。
物価が高いと言っても、蕎麦(それもかき揚げ付き!)なら500円、ラーメンだって800円も出せば、とてもとても美味しいものがいただける。ランチだったら1200円も出せばそれなりのものが出てくる。さらには値段は明朗、表示通りだ。欧米を観光した時の方がよほど高いように感じた。一体どこと比較しているのだ。
鎌倉はもちろんのこと、青森でも外国人観光客の多さに驚かされるた。海外からの観光客3000万人を目指すというけど、本当のことにそうなりそうだ。
私が小学生の頃、国鉄が”DISCOVER JAPAN”という宣伝をうっていた(国鉄だって頑張っていたのだ)。その頃は日本人観光客の掘り起こしのためだったけど、今やこの言葉は海外向けになってきている。あの頃あった、素晴らしい路線の多くが廃線となってしまっているのはとても残念だけど、鉄道をはじめとしてまだ残っている”日本らしい”観光資源を大切に扱って、観光産業はますます発展していってほしいものだと思う。
災害時の対策もしっかり