岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

選挙、マスコミの予想の範囲でした。

2010-07-12 20:32:44 | 国民と国会と政治


岡山では江田五月さんの当選です。
江田さんは参議院議長ですから、
今度の国会運営は大変ですね。
腕の見せどころでしょう。

民主党は大きな風呂敷を広げて、昨年の衆議院選に勝ちました。
もちろん、大風呂敷は広げなければ、選挙に勝てませんから、
大風呂敷は必要です。
今回の選挙だって、各党ともできないことを言っていますよ。

しかし、政権を運営すれば、大風呂敷通りには行きません。
1年後にこのような結果が出るのは致し方ないのです。
その中で何か成し遂げようとしている人なら、この結果は甘んじて受け入れるべきです。

そこで、今度は国民が考える番です。

自分たちは何を求めているのか。
政治家は嫌いと言いながら、政治家に任せようとする。
とっても無責任です。

政治や社会や経済を政治家任せにして、上手くいくと考えてはいないでしょ。
ならば、いまさら政治家の責任というべきではありません。

国民の責任です。

もちろん、マスコミは大事な読者を批判するようなことはできません。
バッシングしやすい政治家を攻めます。
政治家はたたきやすい公務員を攻めます。
そして、選挙が終わったら終わりです。

今回もそうなるでしょう。

「自民党が一番」というキャッチフレーズ。
「政権交代!」というフレーズは使いたくとも使えません。
次の総選挙で使えますか?

さてさて、このような結果がでた今回の選挙ですが、「ねじれ国会」の進行をみて
国民は何というでしょう。

「また国会でなにも決まらない。政治家なにをやっているんや」

もうそのセリフはないでしょう。
2年前に見た景色です。
選挙の結果責任は国民が負うのは当たり前。
人の責任にしてはなりませんぞ。

裸の王様は、やはり国民ですね(もちろん私を筆頭に)。

議会制民主主義は大変手間がかかるので
中国のスピードにかないません。
が、それでいいのだ、と自信を持って言えます。


※岡山は大雨後の晴天ですぞ。

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