岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『登山詳細図をつくる』 守屋益男さんの講演会が岡山でありました。

2014-09-01 22:00:05 | Y21山の会と、ハイキング
守屋益男さんは、詳細登山地図の作者です。
その守屋さんが、丸善岡山書店で、地産知書フェアのイベントに登場されると、FBで知りました。
いそいそと出かけました。

守屋さんと山仲間の人たちは、岡山の登山詳細図をロードメジャーを使って作り続けています。
登山地図といえば、2万五千分の一地形図を利用することが多いのですが、
守屋さんの地図はそれを2倍に拡大した1万2500分の一を基本しています。
これが素晴らしい出来で私も愛用しています。

私はよく2万五千分の一地形図の小道である破線表示の路が廃道になっていることで苦労することが多いのですが、
守屋さんの地図は、実際に歩いて計測しているため、コースも豊富で距離も正確です。廃道のおそれもありません。

この地図は岡山の山だけではもったいない話。
ということで、東京近郊の山々の登山詳細図もつくられています。
これがとても評判がよく、岡山とは桁違いの売上だそうです。
納得できることです。

登山愛好家のブログ『高尾評論』には推薦文が書いてあるそうです。講演レジメより転載させていただきます。

「雨後の筍のように出てくる地図、ガイドブックの中で、高尾評論が推薦できるのは、守屋益男編『高尾山・景信山・陣馬山 登山地図』(吉備人出版)ただ一冊のみっだ。去年の3月に出版された地図で…、極めて客観的な地図であり、普通の地図はある区間を所要時間で表示しているが、ここでは5m単位の距離で示している。送電線の位置なども示されていて、自分がいる位置、これから通る道の情報が本当によく分かる。…高尾をある程度歩いた人が守屋地図を持つと、行動半径がぐんと広がる。本当に山好きが書いた作品という感じがして、高尾評論でも応援したくなる。」

アマゾンで購入できますよ。首都圏では4冊。この秋には奥多摩詳細図が発刊予定です。
岡山は11冊目ですよ。

東丹沢登山詳細図
クリエーター情報なし
吉備人出版






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