江戸末期の儒学者の『言志四録』の中から
「老人は気乏し 人の気を得て以て之を助くれば 蓋し一時気体調和すること 温補薬味を服とするが如きと一般なり」
(現代訳)
老人は元気が乏しいものであるから、人の雰囲気を得て、これを助けてあげれば、気分と体との調和がとれて元気づく
このことはちょうど、ゆたんぽや補温剤を飲んで身体を温めるようなものだ
これは、斎藤孝著「最強の人生指南書―佐藤一斎『言志四録』を読む」の中にありました。
そうとういい加減な孫引き(私が)ですが、やはりそうなんだなと思いましたね。
高齢者の一人暮らしは、昔から大変つらいことなんだ。
高齢者の方々は、人の湯たんぽが必要なんだ。
いつも時代にも通じる思い。
高齢者に寂しい思いをさせる現代は やはり つらい時代なんだ。
考え込んでしまった。
※六甲山に沈む夕日