一線を越えた二人

耳を疑うニュースだった。
「宝塚線脱線転覆事故最終報告書案　事故調委員　ＪＲへ漏えい」
※朝日新聞9月26日朝刊一面見出し

そして、漏えい先は、山崎前社長。
漏えい元は、国鉄時代の先輩。
前社長の東京出張時に二人で情報の受け渡しをしていた。
その上、報告書案の修正を図っていたという。

私もこの事件の経緯を見てきて、山崎氏には情状酌量の余地があると考えていたのだが。
このニュースには失望した。
やってはならないことをしている。
違法であることは二人とも認識している。
それでもやってしまった。

組織防衛か、個人防衛か。
ともにだろう。

誰にでもある人間の弱さを見るが、どう考えても許されない。

この経緯の発表は前原国交相の記者会見でのことだという。
政権交代で明らかになることが、これからも出てくるのだろう。

※伊根町の舟屋。昭和の建物（戦後？）だろう。それ以前は瓦を使っていないという。