樹木希林さんの最後の日々を撮影していた人がいう。
余命が限られた樹木希林さんが自身が主役の作品を残そうとされたのかもしれない。
まさに「樹木希林の命」を賭けた作品に向かい合った。
テレビ画面に惹きつけれていた時間の中で画像に残しておこうと思った。
途中からの撮影となった。
「万引き家族」の撮影現場から。
シナリオに疑問があった。是枝裕和監督にぶつけた。
役をする老婆の気持ちがわからない。
万引きする人間たちがずるずると家に集まることを認める人間がいるのか。
合点がいかない。
昨年は4本の映画を撮っていた。
家元の役。
入れ歯を外して臨んだ役。こんな姿は裸より恥ずかしい。
撮影の行きかえり。
同行している。負担になるが…
この撮影は、樹木希林さんから話をしている。
が、画になるのか、自身で心配している。
ご自身も自答している。
撮影者の思い(撮影意図)を聞いても。
役者としての達成感がいるよ。
やはり希林さん。思ったことは言う。
身体の不調にことは話題にしないが、じっとしていると体が固まる。
夫婦について話す。
撮影者が律儀すぎるという。
「万引き家族」の撮影最終日。映画のシーンなのだろうが、現実のよう。
写真まだまだ撮りました。
つづく