

内容は生活保護制度の概要について。
資料は、生活保護受給者の方に渡される「しおり」。
他市のものですが、職員が持っていたものがありコピーしました。
もう一つは、ネットからプリントアウトしました。
16pの個人の方が作成したものです。
(自宅に資料を持ち帰らなかったので、いまサイトを見つけることができませんが)
この二つの資料の読み合わせをするだけで勉強会は終わったようなものです。
「しおり」に関して。
生活保護受給者の権利と義務について書かれているのですが、
読み終わった印象は、
「不正受給をしてはいけません」
「報告をしなくてはなりません」
という禁止事項や届出義務の本だなということ。
参加者の感想としても、
「生活保護受給者になることは大変」
「こんな管理や監視をされる生活はとてもできない」
などでした。
「困窮」状態にある人々のうち2割程度しか、生活保護費を受けていない原因のひとつに
この「不自由さ」があると思われます。
しかし、最後のセーフティネットは、生活保護です。
制度自体の重要性はだれもが認めるところです。
現状のままでよいとはとても思えません。
戦後65年の今年に考えなくてはならないテーマの一つであることは間違いありません。
※桃太郎祭りから。
このチームのユニフォームはユニークです。
正面から見ると左写真。背面が右写真。後ろ頭にマスクです。
観客は「アレ?」という反応。
不正受給防止,ということを言いたいのは理解できますが,受給者の99%は正しく受給していて,不正は1%程度と言われる中で,
「不正受給をしてはいけません」
「報告をしなくてはなりません」
ばかりを強調するのは,そもそも「生活保護になる人」と見下し,信用していないということなのだろうと思います。
そのことが,未だにスティグマを生んでいるのだろうと思います。
逆に企業に対しては「性善説」です。
介護保険も,介護支援専門員の「技量」は問題とされ更新制度ができましたが,企業の不正による「排除」はコムスンを始めまだまだ少ないと言えます。(残念ながら「問題では?」と思う話しは少なからず耳にします)
多くの介護支援専門員がまじめに頑張っていても,たまたま勤務した企業が「問題」で,「問題」に加担してしまった結果,技量(時に資質)が問われるというのは,あまりにも本末転倒です。
もっと個人を大切に,と思ってしまいます。
コメントありがとうございまず。
かつて、役所の内側にいた時に、
「生活保護の受給者の生活が贅沢だ」と批判する市民が、窓口に来ていました。
担当者は、具体的に贅沢をしているという氏名を
教えてください、調べますと言い返していました。
ほとんどの市民は、巷に流布する話を聞いているだけです。
まさしく風評被害です。
このような話をする人をみると性悪説が身近に
感じます。
冗談ですが。