
朝日新聞連載コラム「いじめられている君へ」が、「いじめている君へ」へと代わった。
そうそう、この記事を待っていた。
問題の核心のひとつは、いじめをしている人をどう生まれ変わらせるかである。
パーソナリティでエッセイストの小島慶子さんは、いじめ、いじめられた経験を持っていると告白している。
そして、40歳になった今も、いじめたことをとても後悔していると。
小島さんの「いじめている君への提案」を引用させていただきます。
引用はじめ
まず、君がいじめる理由を知ろう。ノートに書こう。
だれにも見せなくていいから。
Aさんの何が嫌い?
率直に書いて。
例えば
「服が嫌い。変だから。話し方がむかつく。おもしろくないから」って。
次に、君がAさんにどんなことをするのかを書く。
「靴を隠す。給食に消しゴムのカスを入れる」とか。
その時のどんな気持ちがしたかも。
「靴を探す様子が面白かった。消しゴム入りの給食を食べたとき、ざまあみろと思った」って。
それを書いている君は今、濁った感情の池から出ようとしているんだ。
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きっと君は自分が卑劣だと気づくだろう。そう君は卑劣だ。
Aさんに謝らなくてはならない。そしてそれと向き合う力は、君を最低なやつから、考える人に換える力なんだよ。
引用終わり
このような文章を待っていました。
いじめをして大人になった人が大勢いる。
その人にとって当時の自分の心のありようを語ることこそ意味があるし説得力がある。
せめてもの罪滅ぼしだ。
※写真は雨の中、慎重にトラバースをする仲間たち。大峰・無双同付近