今、本来なら京都観光に向う車でいっぱいのはずの名神下り線が
ストップしている。死者7人という大事故が起った。
ニュースから推測するに、「追突事故の連鎖」のようだ。
しかし、7名の犠牲者というのはあまりに悲惨ではないか。
朝から暗くなってしまう。
私は、高速道路という存在自体に否定的な人間だ。
道路公団自身が「危険な道路」であることを広報している高速道路。
多くの人は「必要悪」と思っているのか。
しかし、国民の多くは、どのように危険なのか、というイメージが
つかめていないのではないだろうか。
確かに制御不能になった自動車という巨大な質量が滑空し、
また滑走するさまはイメージできにくいかもしれない。
それでも、それをイメージする方法を、国土交通省や道路公団、
自動車メーカーはする義務がある。
例えば、今回の「名神大事故」を少ない情報から推測すると、
まずひとつの追突があった。その事故のあと、しばらくしてまた
トラックによる追突があった。
この追突で路肩に避難していた乗客が巻き込まれた。
路肩に避難していた乗客に、再び車が飛んでくる可能性があるとは
イメージできなかった。
これは、普通はイメージできないと思う。
付近に車がすべて止まっている現場のはるか後方にトラックの
追突がありそれが、前方に衝撃をあたえる。
日常生活ではありえない風景なのだ。
しかし、自動車レースを見ていると、事故で停止した車から
ドライバーが全速力でガードレールを越え、安全地帯に逃げている。
危険への対処方法ができている。
高速道路はレースコースに匹敵する危険があると思う。
それは、破壊力=速さ×重量ということで理解できる。
重量でみてみるとレースカーの場合は0.5tしかない。
一方、トラックの場合はその50倍以上は重量がある。
例え時速100kmで走行していたとしても、どんでもない質量の
ものが飛んでくることになる。
路肩への避難程度では、とても危険は回避できない。
最近、路肩で停車している車への追突が増えている。
自動車の総数量が8000万台を超えている現状では、路肩駐車も
増えざるをえない。しかし、路肩駐車への追突は一瞬の油断で
起ってしまう。
今や世界の自動車メーカーに君臨しているトヨタの会長は、
政治や財界活動に力をいれるよりも、このような悲惨な交通事故を
どのように防ぐか。また事故現場での2次災害をどのように
防ぐかを真剣に考えてほしい。
今回の事故のような犠牲の上に、企業の繁栄があることを
胆に命じてほしい。
関連記事:10月11日号、7月26日号
ストップしている。死者7人という大事故が起った。
ニュースから推測するに、「追突事故の連鎖」のようだ。
しかし、7名の犠牲者というのはあまりに悲惨ではないか。
朝から暗くなってしまう。
私は、高速道路という存在自体に否定的な人間だ。
道路公団自身が「危険な道路」であることを広報している高速道路。
多くの人は「必要悪」と思っているのか。
しかし、国民の多くは、どのように危険なのか、というイメージが
つかめていないのではないだろうか。
確かに制御不能になった自動車という巨大な質量が滑空し、
また滑走するさまはイメージできにくいかもしれない。
それでも、それをイメージする方法を、国土交通省や道路公団、
自動車メーカーはする義務がある。
例えば、今回の「名神大事故」を少ない情報から推測すると、
まずひとつの追突があった。その事故のあと、しばらくしてまた
トラックによる追突があった。
この追突で路肩に避難していた乗客が巻き込まれた。
路肩に避難していた乗客に、再び車が飛んでくる可能性があるとは
イメージできなかった。
これは、普通はイメージできないと思う。
付近に車がすべて止まっている現場のはるか後方にトラックの
追突がありそれが、前方に衝撃をあたえる。
日常生活ではありえない風景なのだ。
しかし、自動車レースを見ていると、事故で停止した車から
ドライバーが全速力でガードレールを越え、安全地帯に逃げている。
危険への対処方法ができている。
高速道路はレースコースに匹敵する危険があると思う。
それは、破壊力=速さ×重量ということで理解できる。
重量でみてみるとレースカーの場合は0.5tしかない。
一方、トラックの場合はその50倍以上は重量がある。
例え時速100kmで走行していたとしても、どんでもない質量の
ものが飛んでくることになる。
路肩への避難程度では、とても危険は回避できない。
最近、路肩で停車している車への追突が増えている。
自動車の総数量が8000万台を超えている現状では、路肩駐車も
増えざるをえない。しかし、路肩駐車への追突は一瞬の油断で
起ってしまう。
今や世界の自動車メーカーに君臨しているトヨタの会長は、
政治や財界活動に力をいれるよりも、このような悲惨な交通事故を
どのように防ぐか。また事故現場での2次災害をどのように
防ぐかを真剣に考えてほしい。
今回の事故のような犠牲の上に、企業の繁栄があることを
胆に命じてほしい。
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