町田樹さんと言えば、フィギュアスケートのトップアスリートでしたね。
スケーターを早々と卒業して研究生活を続けています。
注目する記事を毎日新聞(11月6日)に書かれている。
日頃から気になっている内容なので紹介します。
タイトルにある三主徴(女性アスリートの)は性別を超えて考えねばならない問題です。
三主徴とは、
「利用可能エネルギー不足」(LEA)
「無月経」
「骨粗しょう症」
という過度の練習を行う女性が陥りやすい3つの健康問題の総称です。
LEAは、食事から摂取するエネルギーを運動で消費するエネルギー量を上回った際に陥るという。
こうなると痩せるということで、アスリートの体型としては悪くはないのだけれど、
女性ホルモンの分泌が抑えられてしまい、無月経や骨粗しょう症が発生します。
もちろん、理論的にはLEAを失くせば、三主徴は改善されることになるけれどそうは単純ではないのです。
能勢さやか医師によれば、問題の本質はLEAではなく、
「女性の身体特性に対する(特に男性コーチ)の知識不足」や「体重が軽いほど有利になる競技のルール構造」だという。
私のような門外漢でも、この指摘には納得ができます。
フィギュアスケートの男女トップの羽生結弦選手と紀平 梨花選手がともに大きな怪我をしてしまいました。
今のフィギュアスケート競技は高回転のジャンプが飛べれなくては上位に食い込むことができないので過酷な練習を積んでいます。
そして、私たちはいく度も怪我に直面する選手を見てきました。
これはやはり異常なことだと思います。
町田さんは、
「いまスポーツ界では一刻も早く、女性/男性の性別を超えて、三主徴を抑止するための競技ルールやコーチングの在り方を。議論していくべきなのではないか」と訴えている。
本当にその通りだと思う。
お読みいただきありがとうございました。