岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

小川和久氏の「北、自滅のシナリオ」

2006-10-14 20:13:22 | 世界のなかま
軍事アナリストが描く、「北、自滅のシナリオ」とは、そういうことかと
思った。
まず、北の核クラブ加入を許さないということが大前提であって、
そのために米国がどこまでやるか、そしてそのシナリオとは。

1.国連制裁(国連憲章第7章・憲章41条)=非軍事的措置
 この非軍事的措置には海上封鎖も含まれる。
具体的には北朝鮮の主要港6ヶ所について出入港の80%を規制する。
北朝鮮の沖で米国沿岸警備隊が船舶検査を実施、海軍の空母機動隊が
バックアップする。韓国の海洋警察と豪州海軍が協力する。
中国は食糧とエネルギーの供給を停止する。

2.船舶検査に北朝鮮側の抵抗がある(当然か)。

3.米国は「反撃」の根拠を手にする。国連軍としても可能になる。

4.米国を止める国がいない。

5.米国は核施設などに対する外科手術的攻撃をする。

6.効果がなければ米国は本格的な航空攻撃に移行する。

7.北の反撃があれば韓国軍が一気に北上する。

8.最短で数日で北政権が崩壊する。

この記事は毎日新聞の10月14日付けに掲載されている。

うーん。可能性がゼロとはいえない。しかしシナリオ通りにはいかないのは
イラクでも証明されている。武力なしの外交的努力とて効果がないはずはない。
とことん努力し尽くすしかない。

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