岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【4.25】1周忌追悼式は独自で企画で。

2006-02-04 11:50:42 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
あの事故から、9ヶ月がたったということは、またあの日が近づくと
いうことですね。
JR西日本は、西垣氏が退き、山崎氏が新社長に。
決算の見通も立ち、春のダイヤも提出。遺族や負傷者の一部の方との
補償交渉も進んでいるという。

4月25日、JR西日本は当然慰霊祭を企画しています。

一方、「友人を亡くした学生や負傷者、遺族を支援する弁護士ら※1が
3日、事故1周忌の追悼式を企画するために実行委員会を設立した。」
「遺族、負傷者、市民が広く事故を考える場にしたい」
(この部分は毎日新聞掲載の記事から)

このような追悼式を企画されることに賛同します。
慰霊祭という形式的な式典では、この1年間の経過や、これからの
鉄道の安全を考える場になりえないと思うからです。

鉄道の安全を考えることは、事業者(JR西)のみの役割ではないのです。
利用者や被害に遇われた方を含む市民の役割でもあります。
その意味で、事業者に対して、監視や提言をする市民組織や活動が
必要となります。
TASKの活動がその先駆となりました。※2

そのTASKの方々がこの追悼式の呼び掛けをされたとのこと。
市民側の試みは、鉄道の安全に対するアナザーオピニオンとして
重いことだと考えています。
当日はぜひ参加したいと考えています。

※1 弁護士は、信楽高原鉄道の遺族側弁護団長の国府泰道氏。
※2 TASKのHPは、BOOKMARKにあります。

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