2008年に始まった「百年の森林構想(百森)」は、2058年を目標年としてスタートしました。
それから10年余りが経過し、百森は村づくりの幹となり、再生可能エネルギーなどの様々は枝葉が成長しつつあります。
一方、ある課題に直面しています。
それは地形などの理由により作業用に道がつくれず整備が行き届かない山林が数多くあることです。
このままでは土壌が痩せ集中豪雨による災害が発生するなど危険性が高まったしまいます。
試みです。
1.山頂部や河川沿いを自然林化し、災害に強い山林をつくろうとしてます。
2.環境の改善によって生態系を回復させ、豊かな山林と河川に囲まれた村を目指します。
森林の「Re Design」と「多様化および価値最大化」に向けた取り組みです。(パンフより)
百森2.0です。
では、森から村の中心部に降りていきましょう。
つぎに訪れたのは、「あわくら会館」です。
エントランスです。
開架式の図書館です。すべて木造ですね。
植物のよみもの展を開催中でした。
エントランスは2階にあり1階に下りてきました。傾斜地に立っていることがわかります。
外に出てみました。
自然と調和した素晴らしい建物です。
道の遠景には雪をかぶった山が見えていました。鳥取県との県境の山です。
この建物のレイアウトがどうなっているのか館内マップです。
実は町役場が入っているのです。村の総合公共施設でした。
立派なホールがあります。
ここでレクチャーを受けました。
スライドを見ていきましょう。退屈かもしれませんが。
高齢化率37.4%!
森林構想からバイオマス産業都市認定へ。発電事業へ。
チップボイラーは先に見た間伐材を細かく砕いたチップを利用しています。
拡大してみます。
ローカルベンチャーの取り組み。若者のチャレンジがあります。もちろん移住者も増えています。
自然災害の多発。対応が急がれます。
薪ボイラーの活用です。
木質チップの生産です。
チップボイラーです。
小型ガス化発電です。
このレクチャーはまだ続きますが、皆さまには現物を先に見てもらいましょう。
あわくら会館のすぐ近くに施設がありました。
地域熱供給システムです。
チップボイラーです。
スケールは大きくはありませんが実際に供給しています。
こちらがチップ置き場です。
蓄熱タンクです。
燃焼した後の灰です。再利用方法がいろいろ検討され利用されているようです。
その2はここまでです。
続きます。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに停戦を!