岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

バリアフリー研究会の忘年会

2007-12-06 00:06:00 | 社会福祉士
今日は(いや今日も)、地域の高台にある会員の家で
忘年会をしてきた。
会員は、かって市が開催した福祉住環境コーディネーター講座の
受講生たちだ。
講座が終わって研究会を立ち上げた。
その研究会も5年を経過した。
50代の人々が多い。

5年間を経て、仲間の地域力はパワーアップしていると思う。
・障害者施設のボランティア理事
・小規模多機能施設の建築設計とボランティアをする建築士
・市議会議員になった若者
・パワフル主婦
・こころの病を得て休職中の男性
・市の介護保険調査員
などなど
もちろん、ハンディキャッパーも多い。

この研究会は、会員のこころの拠り所になっている。
いつも参加できる人は多くないが、条件が整えば、またここに
戻ってくる。
ここにくれば、なんらかの解決策を提示される。
そのような関係ができてきた。

会員たちの年代は介護者としての年代でもある。
厳しい介護の現場にいる人も多い。
一番切実な介護の話は尽きることがない。
今もなお、「女性と介護」の話である。
江戸時代の古文書からも、女性の介護の大変さを読み取れる。
今日も嫁の大変さが話題になる。
ただ、嫁がこのような場所でストレスを発散できることくらいが
江戸時代とちがうのではないか。

かって日本の村では、延々と村人が重要なことを寄り合って話したという。
結論は急がなくてもよかった。
今は、会議を効率化することが優先され、物事が決まらない会議は、
否定されるが、長い時間をかけて、大事な結論を出すことも
大切なことだ。
即断即決も、ことと場合である。

バリアフリー研究会は長く考える会を目指している。


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