
午前中に県立図書館にいった。
「検察」について、学ぼうと思ったからです。
まず書籍を探そうにも日ごろ行かないコーナーなので、右往左往してあきらめかけて時にコーナーを見つけた。
棚一列程度。
少ない蔵書である。
一応、日本有数の図書館なのですが。
その数少ない中には読みたくなる本がなかなか見つからない。
やっと2冊ほど見つけました
なんと、著者はともに外国人。
『アメリカ人のみた日本の検察制度ー日米比較考察』 デイビッド・T・ジョンソン著
シュプリンガー・フェアラーク出版
『名もない顔もない司法ー日本の裁判は変わるのか』 ダニエル・H・フット著
NTT出版(こちらは日本の裁判官について書かれている)
参考文献(『アメリカ人のみた...』)を見てみても、日本語では業界誌や一般書掲載が多い。
書き手は現場の関係者やジャーナリストが多い印象。
社会福祉学などの書物の参考文献に比べると、研究者の書物が少ない。
研究者は少ないのだろうか。
また、外国人が興味を持つ日本の司法というのは、特別なものなのだろうか。
そのような話も聞く。
『アメリカ人のみた日本の検察制度ー日米比較考察』の参考文献は、
欧米19p、日本5p。
圧倒的に欧米が多い。
デイビッド・T・ジョンソン氏は、フルブライト奨学金で4年間日本に留学されているので、
日本語出版で重要なものは読んでいると考えて差し支えないでしょう。
本を少しずつ覗いているが、私の読解力でなんとかなるものか。
まことに心もとない。
「検察」について、学ぼうと思ったからです。
まず書籍を探そうにも日ごろ行かないコーナーなので、右往左往してあきらめかけて時にコーナーを見つけた。
棚一列程度。
少ない蔵書である。
一応、日本有数の図書館なのですが。
その数少ない中には読みたくなる本がなかなか見つからない。
やっと2冊ほど見つけました
なんと、著者はともに外国人。
『アメリカ人のみた日本の検察制度ー日米比較考察』 デイビッド・T・ジョンソン著
シュプリンガー・フェアラーク出版
『名もない顔もない司法ー日本の裁判は変わるのか』 ダニエル・H・フット著
NTT出版(こちらは日本の裁判官について書かれている)
参考文献(『アメリカ人のみた...』)を見てみても、日本語では業界誌や一般書掲載が多い。
書き手は現場の関係者やジャーナリストが多い印象。
社会福祉学などの書物の参考文献に比べると、研究者の書物が少ない。
研究者は少ないのだろうか。
また、外国人が興味を持つ日本の司法というのは、特別なものなのだろうか。
そのような話も聞く。
『アメリカ人のみた日本の検察制度ー日米比較考察』の参考文献は、
欧米19p、日本5p。
圧倒的に欧米が多い。
デイビッド・T・ジョンソン氏は、フルブライト奨学金で4年間日本に留学されているので、
日本語出版で重要なものは読んでいると考えて差し支えないでしょう。
本を少しずつ覗いているが、私の読解力でなんとかなるものか。
まことに心もとない。
こんど、社会福祉士の新科目である「更生保護制度」を院生と自主勉強するために、「司法と福祉」の関連を調べています。
CiNiiという学術文献検索サイトには、「更生保護」で入力して全文が収録された論文はなんとゼロでした。
又、中央法規の「更生保護」の巻も14名の執筆者のうち11名が現役の法務省関係者でした。
どうも壁は厚いらしいです。
外国人研究者の手になるものでしたら、国際的な常識で日本の検察のレベルを示しているものと期待しています。
コメントありがとうございます。
俗に「壁の中と外」と言われますが、「壁」は、
刑務所の中だけでなく、司法全体にあるようです。
『アメリカ人のみた日本の検察制度ー日米比較考察』は、とても読みやすい論文です。
先行研究の分析とともに、独自に日本の検察官を、
アンケート調査(1990年代)しており、とても興味深いものです。
著者は、日米比較を通じて、客観的に両国の司法制度を
評価しているように思います。
一方がよくて一方が悪いという書き方はしていません。
ただ、「日本の司法制度には、外部の監視を制度上徹底的に排除しているために、問題の多くが何なのか、見ることも、話すこともいまだに
できないままなのである」と書かれています。
「司法と福祉」は、これから研究が急がれる領域のようですね。