スポーツのことをよく「筋書きのないドラマ」
と表現するけど、相撲によく当てはまる。
初場所は、いろいろな可能性というか、筋書き
を考えることができた。
1.魁皇、横綱へ。
(可能性は低かったが、0ではなかった)
2.朝青龍の全勝優勝(優勝ならほぼ当たり前)
3.白鵬、琴欧州の活躍(白鵬12勝以上で優勝も)
4.栃東の大関返り咲き、千代大海カド番どうか。
5.予想外の展開→平幕優勝
→朝青龍不調、途中休場
今場所の最大のキーは、早くも初日に登場した。
朝青龍、白鵬戦で、白鵬の足が一瞬、俵から
出た。あの一瞬がなければ、初場所はまったく
変わっていたかもしれない。
今や、朝青龍に次ぐ実力を身につけているのは、
白鵬といってもよい。
朝青龍が初日に負けていれば、その後の展開は
なんでもあり状態といえたのでは。
初日に白鵬戦、それはないよ、みんな思ったのでは。
千秋楽でもおかしくない。
でもそれができないのが番付というもの。
そこで、「番付が持つドラマの盛り上げ方」を
考察してみよう。
番付は、スポーツ界共通語でいえば、ランキング。
個人スポーツも、チームスポーツもランキングを争そう。
特に一位のランキングを争そう。
でもそれだけでは、興味の幅と奥行きがいまいち。
そこで、いろんなレベルでも、ランクを争そうように
する。2位争い。2部争い、など。
サッカーでは、J1リーグ下位チームのJ2との
入れ替えがシーズン終盤のドラマをつくる。
個人でこの入れ替え戦を戦っているのが相撲である。
リーグとして、幕内(十両も)、幕下、その下と
細かく分かれ、上には中入り後、前頭、小結、関脇、
大関、横綱と、どんどん地位が高くなる。
特に、大関、横綱は昇格が難しく、地位には実力以外に
格も求められる。
上がる時はいいが、転落の仕方が、美学と絡んで、
含蓄がある。
まー。とにかく、2位争いなどと比べて格段に、
意味合いが違うのが番付争いだということ。
それだけに、力士も、ファンも、地獄に落ちたり、
天国に上ったりする。
で、今場所は栃東がドラマをつくった。
「2度地獄を見ました」という栃東の言葉。
「あんな地獄を見た栃東に人生によいことが
待っていないと、それは不公平というものです」
といった高砂親方。
この高砂親方の言葉が非常に印象的だった。
それこそ高砂親方の人生観の、今更ながらの
新鮮さ。
そして、10勝を上げて大関に復帰することの
困難さを教えてくれる。
史上初めて大関復帰を2度も成し遂げた栃東。
とても偉大なことだと私も思う。
この入れ替えがないのが、プロ野球。万年最下位
という言葉があるけど、最下位にい続けることが
できることで、そのリーグの興味は半減している。
東京六大学野球も同じ。
ということで番付について考えてみました。
では「相撲の国際化」はどうか。
ブルガリアから来た貴公子「琴欧州」もいずれ
書きたいな。
バルカン半島にソフィアを都として持つ、
つつましく、そして独自の態度と体質を持つ
この国は、私の最も愛する国でもある。
それから、「ゲームと時間」についても
考えてみたいな。
と表現するけど、相撲によく当てはまる。
初場所は、いろいろな可能性というか、筋書き
を考えることができた。
1.魁皇、横綱へ。
(可能性は低かったが、0ではなかった)
2.朝青龍の全勝優勝(優勝ならほぼ当たり前)
3.白鵬、琴欧州の活躍(白鵬12勝以上で優勝も)
4.栃東の大関返り咲き、千代大海カド番どうか。
5.予想外の展開→平幕優勝
→朝青龍不調、途中休場
今場所の最大のキーは、早くも初日に登場した。
朝青龍、白鵬戦で、白鵬の足が一瞬、俵から
出た。あの一瞬がなければ、初場所はまったく
変わっていたかもしれない。
今や、朝青龍に次ぐ実力を身につけているのは、
白鵬といってもよい。
朝青龍が初日に負けていれば、その後の展開は
なんでもあり状態といえたのでは。
初日に白鵬戦、それはないよ、みんな思ったのでは。
千秋楽でもおかしくない。
でもそれができないのが番付というもの。
そこで、「番付が持つドラマの盛り上げ方」を
考察してみよう。
番付は、スポーツ界共通語でいえば、ランキング。
個人スポーツも、チームスポーツもランキングを争そう。
特に一位のランキングを争そう。
でもそれだけでは、興味の幅と奥行きがいまいち。
そこで、いろんなレベルでも、ランクを争そうように
する。2位争い。2部争い、など。
サッカーでは、J1リーグ下位チームのJ2との
入れ替えがシーズン終盤のドラマをつくる。
個人でこの入れ替え戦を戦っているのが相撲である。
リーグとして、幕内(十両も)、幕下、その下と
細かく分かれ、上には中入り後、前頭、小結、関脇、
大関、横綱と、どんどん地位が高くなる。
特に、大関、横綱は昇格が難しく、地位には実力以外に
格も求められる。
上がる時はいいが、転落の仕方が、美学と絡んで、
含蓄がある。
まー。とにかく、2位争いなどと比べて格段に、
意味合いが違うのが番付争いだということ。
それだけに、力士も、ファンも、地獄に落ちたり、
天国に上ったりする。
で、今場所は栃東がドラマをつくった。
「2度地獄を見ました」という栃東の言葉。
「あんな地獄を見た栃東に人生によいことが
待っていないと、それは不公平というものです」
といった高砂親方。
この高砂親方の言葉が非常に印象的だった。
それこそ高砂親方の人生観の、今更ながらの
新鮮さ。
そして、10勝を上げて大関に復帰することの
困難さを教えてくれる。
史上初めて大関復帰を2度も成し遂げた栃東。
とても偉大なことだと私も思う。
この入れ替えがないのが、プロ野球。万年最下位
という言葉があるけど、最下位にい続けることが
できることで、そのリーグの興味は半減している。
東京六大学野球も同じ。
ということで番付について考えてみました。
では「相撲の国際化」はどうか。
ブルガリアから来た貴公子「琴欧州」もいずれ
書きたいな。
バルカン半島にソフィアを都として持つ、
つつましく、そして独自の態度と体質を持つ
この国は、私の最も愛する国でもある。
それから、「ゲームと時間」についても
考えてみたいな。
僕も実はあの審判は手を上げなかったほうがよかったのでは、と思いました。もちろん審判の仕事をきっちりされているのだから仕方ないのですが。
面白いですね。
行司の後見人であり代理人でしょうか。
このことも、また書きたいですね。
コメントありがとうございました。