岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

温暖化防止が現実に。

2011-04-03 20:54:32 | 東日本大震災
まことに皮肉なことだが、現在のような節電が続く間は温暖化は進まないだろう。

今までは電力会社は増える電力需要に見合うだけの電力量を開発してきた。
電力会社は今までは本心では節電などしてほしくなかった。
節電してもらってよいことなど非常時を除いてはないだろう。

原発が社会的に認められるためには発電量の3割を占めることが必要だった。
この3割という数字を示せば、「原発は必要ない」といえなくなる。
そのような数字だった。

今回の原発事故でも多くの識者が、この3割という数字を楯に原発の継続を支持している。

しかし、現在原発を欠いた状態で東日本の人々は生活を維持できている。
もちろん生活は不便だし経済活動も停滞しているといわれている。

それでも、とにかく人は生きていくことができている。

もし今回の大震災で学ぶことがあるとすれば、私たちの生活には今とは別の選択肢も考えられたということである。
私たちはどんな悲劇からも学ぶ必要がある。
不謹慎という言葉は甘んじて受けながら学び検証することが必要だ。

それも私たちの使命だと思う。

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