岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

JFL ファジアーノ岡山 Jリーグ昇格を射程に。

2008-11-02 18:23:12 | 岡山
今朝、京都の自宅で朝刊を開くと、なんとファジアーノ岡山の名前が出ている。
全国的には全く知られていないチームと思います。。
どうして全国紙に特集されているのでしょう。

特集のタイトルは「興す!地域の明日」。
そうです。地域密着を目指すサッカー・Jリーグが、自分たちの街を誇りに思うことが
できるスポーツを目指しているからです。
昨日も大分トリニータがナビスコ杯で初優勝しました。
企業から地域へとサポーターは大きく変わりつつあるようです。

さて、日本サッカー界の構造をおさらいして見よう。
ボトムから書くと、都道府県リーグ→地域リーグ→JFL(18チーム)→
J2(15チーム)→J1(18チーム)。
正月元旦に行われる天皇杯は、いわゆるオープン試合です。
力のあるチームがリーグに関わらず勝ち上がることができるのです。

当然、わが街のチームが下部リーグより、頂点に近いリーグにいることは
とても応援しがいのあること。
もちろん、下部リーグの地元チームを応援してトップリーグに近づけることは
サポーター冥利に尽きることでもあります。

わが街のファジアーノ岡山は、4部リーグから3部リーグであるJFLに昇格した
ばかり。
次はJ2を目指しています。
昨年は、総合グランドのサブ競技場でゲームをしていましたが、
今年は、桃太郎スタジアムで3~5千人を動員しています。
いよいよ、Jリーグ昇格も近いとみんな熱が入っています。

ところが、Jリーグ昇格には厳しい条件があるのです。
・JFLで年間4位以上
・平均観客3000人以上
・椅子席1万席以上のスタジアム
・年間収入1億5千万円程度。
・債務超過ではない。
・下部組織を持つ
・プロ契約選手が5人以上所属
・公益法人または株式会社化
(毎日新聞より)

Jリーグの経営諮問委員が岡山を訪問していたことが地元のテレビで流れていました。
市長とも話し合いをしていたのです。
自治体の強力な支援がサッカーには欠かせないからです。。
Jリーグからの注文はスポンサー企業の知名度までにおよんでいます。
実はファジアーノ岡山の胸についているブランドは地元の人間しか知らないだろうお菓子会社。
私はこのような企業が支えて来たことを「素晴らしい」ことだと思うですが
Jリーグ側は不満なようです。
地元の大企業にスポンサーになってもらいたいらしいのです。
「企業から地域へ」といううたい文句は、表向きともいえそうです。

とまれ、このチーム、サポーターを大切にする地元出身の木村社長を中心に
Jリーグ昇格が現実のものとなってきました。わくわく。

写真は、桃太郎アリーナ(下から二つ目)の上に桃スタ(桃太郎スタジアム)が見える。
その上には岡山大学キャンパス。遠景は半田山。




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