介護予防が介護保険制度に取り入れられて2年半が過ぎました。
この間、私は二つの地域で、介護予防ケアマネを担当したことになります。
私が感じた介護保険改正の問題点は、カテゴリー「地域包括支援センター」にまとめて書いています。
今の時点から振り返ってみても、当時、指摘した問題点はなにひとつ改善されていません。
もちろん、制度が変わっていないのですから改善できないのは当然かもしれません。
時間が経つにしたがい悪化していることもあります。
それは、要支援と要介護でケアマネが違うということです。
本来、介護保険の等級認定には無理があります。
ご本人を近くで観ている人、それも専門職の人が、認定結果に唖然とすることは日常茶飯事です。
今の認定方法ではそのようなブレがあるのは当然だと思わなくてはなりません。
問題は、認定結果がサービス給付に直結する仕組みにしていることです。
そのため、ご本人は認定結果に翻弄されてしまいます。
その上、やっと信頼関係ができたケアマネから見知らぬケアマネに代わることを
強要されます(要支援←→要介護の場合)。
この制度が発足して2年半、要介護→要支援→要介護→要支援→要介護と6か月毎に
代わって人もいます。当然ケアマネが代わっています。
こちらも賢くなって、要支援担当、要介護担当と二人で担当を交代することも
あります。しかし、各自の担当数に限りがありますから、うまくいかないことも多いのです。
最近も、要支援1の方(私が担当してたった2ヶ月)が、要介護1と判定が出ました。
ご本人の状態に変化は感じられないにも関わらずです。
早速ケアマネ探しです。
ご本人はケアマネがまた代わることに困惑されています。
特に一人暮らしの方、精神的に不安定な方には、大変、厳しい制度です。
地域包括支援センターの業務の一つに「継続的包括的ケアマネジメント」がありますが、
実際には機能していません。
自分が担当ケアマネでなくなると、その後は関わりがなくなってしまいます。
喩えが悪いかもしれませんが「金の切れ目が縁の切れ目」です。
厚労省はこのような事態を想定して「継続的包括的ケアマネジメント」という業務を
掲げているのではと穿ってしまいます。
厚労省が苦し紛れにつくったこの制度の落とし穴にはまった方々の声はどこにも届いていません。
この問題を解決するためには、「思想」が必要です。
今の日本政府や厚労省が持っている「思想らしきもの」に代わる「新たな思想」が
必要なのだと思います。
それを考えている人々がこの国にも確かにいます。
※写真は、家の近くから写した京山。麓に池田動物園があります。
この間、私は二つの地域で、介護予防ケアマネを担当したことになります。
私が感じた介護保険改正の問題点は、カテゴリー「地域包括支援センター」にまとめて書いています。
今の時点から振り返ってみても、当時、指摘した問題点はなにひとつ改善されていません。
もちろん、制度が変わっていないのですから改善できないのは当然かもしれません。
時間が経つにしたがい悪化していることもあります。
それは、要支援と要介護でケアマネが違うということです。
本来、介護保険の等級認定には無理があります。
ご本人を近くで観ている人、それも専門職の人が、認定結果に唖然とすることは日常茶飯事です。
今の認定方法ではそのようなブレがあるのは当然だと思わなくてはなりません。
問題は、認定結果がサービス給付に直結する仕組みにしていることです。
そのため、ご本人は認定結果に翻弄されてしまいます。
その上、やっと信頼関係ができたケアマネから見知らぬケアマネに代わることを
強要されます(要支援←→要介護の場合)。
この制度が発足して2年半、要介護→要支援→要介護→要支援→要介護と6か月毎に
代わって人もいます。当然ケアマネが代わっています。
こちらも賢くなって、要支援担当、要介護担当と二人で担当を交代することも
あります。しかし、各自の担当数に限りがありますから、うまくいかないことも多いのです。
最近も、要支援1の方(私が担当してたった2ヶ月)が、要介護1と判定が出ました。
ご本人の状態に変化は感じられないにも関わらずです。
早速ケアマネ探しです。
ご本人はケアマネがまた代わることに困惑されています。
特に一人暮らしの方、精神的に不安定な方には、大変、厳しい制度です。
地域包括支援センターの業務の一つに「継続的包括的ケアマネジメント」がありますが、
実際には機能していません。
自分が担当ケアマネでなくなると、その後は関わりがなくなってしまいます。
喩えが悪いかもしれませんが「金の切れ目が縁の切れ目」です。
厚労省はこのような事態を想定して「継続的包括的ケアマネジメント」という業務を
掲げているのではと穿ってしまいます。
厚労省が苦し紛れにつくったこの制度の落とし穴にはまった方々の声はどこにも届いていません。
この問題を解決するためには、「思想」が必要です。
今の日本政府や厚労省が持っている「思想らしきもの」に代わる「新たな思想」が
必要なのだと思います。
それを考えている人々がこの国にも確かにいます。
※写真は、家の近くから写した京山。麓に池田動物園があります。
と、変なご挨拶となってしまいました。
私は、介護保険開始当初からケアマネをしており、落ち込んでいる割には、こういった関連の記事には、ついコメントしたくなってしまいます・・・。
私は、予防介護が始まった当初に数件、予防介護の方を受け持ちましたが、転職を期に、事業所では予防の委託を受けていますが、私個人としては、介護→予防となった方のプランは、全て(といっても、ここ2年で2件だけです。何故か、私には介護度が重いケースが集中します)包括に移管させて頂きました。
確かに、介護と予防をいったりきたりという方がいらっしゃるのも事実で、利用者も、支援者側も戸惑いがあることも知っていますし、問題とも思っています。いったい、どうすることが「継続的」ケアマネジメントだ!?と思うことも度々です。
私としては、「介護も予防も、ケアマネジメントが変わるわけではない」(これは、皆さんも思っていらっしゃることだと思います)ので、ケアマネが変わる、書式が変わる、としても、支援は変わらないと、あえて介護→予防のときは、包括に移管をお願いしています。
私が、日頃心がけていることは、2つです。
一つは、サービス事業者の方々が支援の力をつけて頂けるように、働き掛けをすることです。
直接サービスを提供してくださっているかサービス事業者の方と、「とこに手をかけるか」「どこに眼をかけるか」ということを話し合うようにしています。そうすることによって、ケアマネは変わっても、サービス事業者は変わらないので、支援の継続性を保つ頃とができるだろう・・・と思うからです。
そして、もう一つは、「情報は利用者自身のもの」と、利用者自身(時には家族も含め)が「自分について」の情報を知ってもらい、自分自身で管理してもらうようにすることです。そうすることで、ケアマネがかわっても、「こういう支援をしてもらいたい」ということを伝えてもらうことができれば、支援の継続性が保たれるのではないか・・・と思うからです。
来年の4月の介護報酬の改定、24年の制度改正で、要支援者対象者がどのようになるのか、そのときに慌てることのないよう、支援者側の「思想」が大切になるのだと思います。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。
現実的はアドバイスをありがとうございます。
サービス事業者さんが継続的は支援を行っていただく。
その通りだと思います。実際、ケアマネの名前は覚えられなくとも、
事業所に相談員をよく覚えている方が多いのは確かです。
そのことで、どれだけ助けられているかわかりません。
ただ一言付け加えさせていただければ、事業所の方も、
定着率が低いのですね。
ケアマネも事業所の担当者も代わることがままあります。
もうひとつの「利用者や家族の方自身がケアマネ能力を
身につける(このように理解しました)という
方法ですね。
確かに可能な方もいらしゃると思います。
これは、私自身も課題と考えています。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。