岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

今日の業務の共通点は「介護保険サービスではできないこと」

2009-12-07 22:03:09 | 地域包括支援センター
月曜日の朝、当然エンジンはかかっていません。
そこに、ヘルパー事業所から電話。
「訪問させていただいている○○様に、お使いの杖の滑り止めがすり減って危ない、なんとかならんか、と相談されました。
当方としては月曜日には地域包括の介護保険担当(私のこと)に連絡しておきますとお伝えしました。」

なるほどそうですか。ということで今日一番目の仕事が決まりました。
私は前もってスケジュールを細かく決めるという習慣がないので、このような場合はすぐに対応できる。
持参するものは、通常の用具の他に、福祉用具のカタログ、物差し、カメラが追加される。
滑り止めのゴム交換なんて今まで扱ったことはない。

15分後、自宅に到着。杖をみると、滑り止めゴムどころか、パイプシャフトも摩耗している。
※今まで転倒しなくてよかったです。
このまま、福祉用具の事業所に持っていくのが一番手っ取り早い。
「杖のスペアはありますか?」

「ないです」。
持っていくわけにはいかない。
しかたがないので、パイプシャフトの径を物差しで測り、カタログで確認する。
16mm径のパイプシャフトがある。ついでに杖の写真を撮る。

利用者宅を出て福祉用具事業所に行く。滑り止めのゴムの在庫を確認する。
出てきたのは15mm径と17mm径の2種類。
16mm径はないという。
私には1mmの差がどの程度重要なのかわからない。

販売員さん。
「大き径を買われて、ゆるかったらテープ巻くという手もありますよ」
その手で行こう。

利用者宅に戻って、摩耗したゴム(滑り止め)を力ずくではずし、新しいものを差し込む。
ぴったりだ。よく見るとゴム底には16と凸っている。

なんだ、販売員さんが見間違えていたのか。
(だらだらと書いてしまい申し訳ありません。参考になることもないでしょうが滑り止めゴムは300円程度です)

それから、入院されている方を訪問しました。
この方は一人暮らしの方で、入院前に、「入院中の衣服の洗濯をヘルパーさんにしてもらえないのか」という問い合わせがありました。

「無理なんです」と話すと、怒ってそのまま入院されてしまいました。
このままでは、後味悪し。
病院に行って、アフターケアをしてまいりました。

病院からの帰り途、医療でのリハビリと介護保険でのリハビリの連携がうまくいかない方を訪問し、
話し合ってきました。

心がけていること。
アフターケアのアフターは、「今すぐ」という意味と思っています。
うまくいかないことも多いのですね。

※写真は五重塔をバックに介助犬を写している訓練士さん。

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