世の中は動き始めています。
しかし、そろりそろりというのが実感です。
行政や企業は急回復を望んでいますが、そうは問屋が卸しません。
それはこの2年近くの間に社会の環境が変わってしまったのです。
皆さんは黙って2年近く過ごしてきたわけではありません。
雇用を継続できなかった人々は他の職場を探しています。
業種も変わったことだと思います。
航空会社から出向した客室乗務員の方々はどうなったのでしょうか。
元の会社に戻ったのでしょうか。
海外路線はまだまだ回復しないでしょうから難しいのではと思います。
世界ではワクチン接種が進まない国、英国のように感染者数を抑えることを諦めた国があります。
これでは、人の往来を回復するのは困難です。
飲食店などの夜間営業をされていた方々も多くの方は生きるために転職を余儀なくされたでしょう。
例え、店が再開しても従業員が足りない事態も発生しているようです。
世界的に同じような傾向がみられます。
物流システムが回復しません。
車は増産どころか減産です。
ガソリンが値上がりしました。
カルフォルニアでは港に入れないコンテナ船が洋上で待っています。
ハロウィンやクリスマス商戦向けの品々が遅れています。
米国の場合は、年末の商戦が景気を左右するといわれるほどです。
バイデン氏が声明を出すのもわかります。
日本国内でも、そろりと動き始めてはいますが、すぐに泊りがけで旅行に出るという人は少ないのではないでしょうか。
もちろん、遠出をしたいという気持ちはあるのですが、ステイホームで室内暮らしに慣れた人々は、
手間と暇とお金をかけて出かけることには、心身ともに今一つ乗り切れません。
そうこう言っているうちに、行楽シーズンも過ぎて行ってしまいます。
この2年近くで、世界の様相は変わってしまったということです。
世界の主要国の変化のスピードに引き離れてきた日本は、
国が生まれかわるような大転換を行い、道を開くことが必要です。
残念ながら選挙戦からはその思いが感じられません。
せめて、日本が沈没しないためにも投票に出かけましょう。
お読みいただきありがとうございました。
※見出し画像は倉敷・大原美術館です。扉が開きました。ウエルカムです。