岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

自治体の嘱託職員組合の定期大会

2007-11-17 19:57:02 | 日本の仲間
金曜日に、勤務する自治体の組合大会に参加した。
この自治体には、市職労に中に嘱託職員組合がある。
この組合は、全員加盟ではない。加盟率は3分の1くらいだ。
30年近い歴史がある。
嘱託職員は、職員全体の4分の1を占める。
年配の人もいるが、圧倒的に若い人が多い。
市の財政が圧迫し、正職員を雇用できなくなったためだ。
ゆえに業務内容は同じで処遇が極端に違うことになる。

大会スローガンがいい。
1.全員正職化への闘い
2.生活向上・改善への闘い
3.労働条件改善への闘い
4.組織強化への闘い

嘱託職員組合には、古参といっていい大先輩がいる。
60歳を超えた組合歴30年という方々である。
わたしなど、企業の中の管理職になるまでの軟弱な御用組合しか
知らないから、このようなベテランが喧々諤々と若手を
リードする組合をみると、うれしくなってしまう。
議事進行を勤める司会のテーブルには、赤い組合旗が広げられて
雰囲気を盛り上げる。
今のやわな組合のカフェテリアプランなど吹き飛ぶ。
このような取り組みが必要になっている。
化石のように見えて、本当に必要な組合がここにある。

例えば、新潟県職労非常勤部会、京都木津川たんぽぽユニオン、
千葉県社保非常勤職員労組、善通寺学校給食臨職労などだ。

人々がばらばらにされたこの時代に、労働組合に光があたると
すれば、この人々の組合であることは間違いない。
組合運動の時代は過去のものではない。
時代が逆行している今、再び団結しなくてはならなくなった。

大先輩が組合の中で鍛えられたように、若い人も鍛えられる場が
ここにある。

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