岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

家庭訪問は私の宝物。

2008-11-27 21:54:21 | 日本の仲間
今日も数人の方を訪問しました。
初めての訪問の方もおられました。

私は男性なので、一人暮らしをされている女性の方を訪問するときは、まず自己紹介を
詳しくするようにしています。
そうすることで、安心してお話をすることができるからです。
この街は私が生まれ育ったところなので、生まれ育った住所と、通った小中高などを話しします。
そうすれば、その方の家族や親せきの方となにかしら繋がるものです。
その話をしばらくしていると、ほんわかとした雰囲気になり、お互い時間を楽しむ
ことができるようになります。
地域のいろいろな話も聞くことができます。

今日は、大原家から資金を出してもらって美術学校に通った画家の話を聞きました。
その画家の父親は大原孫三郎の主治医だったという話です。当時の様子がうかがえる話でした。

その後、訪問した方にも驚かされた。
私は、いつものように自分の出身小学校を伝えると、その方は目を丸くして、
私の娘もそうです、と話された。
私もその少女の苗字をよく覚えていました。一度はご自宅に遊びに行かせてもらった覚えもあります。
実は、その娘さんは若くしてなくなっていたことを風の便りには聞いていた。
美しいお嬢さんだった。

私は、家庭訪問するのがとても好きなのは、皆さんの歩まれた人生を知ることで、
かけがえのない大切なものを継承させていただいているように思うからです。
私が書物で調べていることを、目の前の方が話されることが、この地ではあります。

特に90歳以上の方の話はとても貴重だと感じています。
大正時代の記憶がある方が貴重なのです。
本当の戦前世代です。
話をする機会がとても限られた方々です。

人はみな、それぞれ一個の図書館だといいますが、それは真実だと思います。

※この町には水路が多い。
昔からの水路には、古い民家がよく似合う。

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2 コメント

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面接 (masa)
2008-11-27 22:17:30
私も家庭訪問が好きです。

私の場合ショートステイの新規面接になりますが、ご家族や本人さん自身から、これまでの暮らしのこと、今の暮らしのことを聞きながら、その方々の人生に想いを馳せます。

そして、少しでもお役に立てればと。

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人生の傾聴者 (岩清水)
2008-11-27 23:17:34
コメントありがとうございます。
「その方々の人生に思いをはせる」
そのとおりだと思います。

多くの方の人生を知ることは、
自らの人生を「複線化」し、他の方の心に寄り添う
ことができるように思います。

「あなたの人生はあなただけの人生ではなく、
私の人生は、わたしだけのものではない」と
強く思いますね。
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