岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『岡山エリア主要歩行者優先化の社会実験見送り 岡山市長表明、県警同意得られず』  どうして?

2014-08-13 11:08:17 | 岡山
以下は、2014年8月11日 山陽新聞デジタルより

 岡山市の大森雅夫市長は11日、2014年度に計画していた同市中心部の県庁通りと西川緑道公園筋を交通規制して歩行者優先の空間をつくる社会実験について、実施を見送る考えを明らかにした。道路使用許可を出す岡山県警の同意が得られなかったため。

 中心市街地のにぎわい創出に向け、歩いて楽しめるまちづくりを進めたい市と、JR岡山駅南で大型商業施設・イオンモール岡山の開業(11月予定)を控え、交通への影響を懸念する県警の考えが折り合わなかった。市長は記者会見で「歩いて楽しいまちづくりは必要」と強調する一方で「県警の了解がなければ(社会実験は)できない。極めて残念」と述べた。

 市はイオン開業前の10、11月と開業後の社会実験を目指し、県警と調整を続けたが、市によると「イオン開業後と異なる交通環境で社会実験を実施しても影響を正しく評価できない。開業後の交通実態を見極めた上で是非も含めて判断すべきだ」という県警の方針は変わらなかったという。

 社会実験には3カ月程度の準備期間が必要で、開業前の実施はタイムリミットを迎えていた。開業後についても交通状況の実態把握に一定の時間が必要なことから14年度の実施は難しいと判断した。

 市長は15年度以降の実施について「完全に断念するというつもりはない。県警の指摘を踏まえ、関係部署と相談し、検討していきたい」とした。

 社会実験は市が14年度当初予算で示した中心市街地活性化の政策パッケージの一つ。県庁通りは市役所筋との交差地点から東に約600メートル区間で車道を2車線から1車線に減らし、オープンカフェなどを開設。西川筋では桃太郎大通りとの交差地点から南に約300メートル区間で両側車道を歩行者天国にする計画だった。
(2014年08月11日 22時36分 更新)



私は、街中心部は歩行者や自転車優先にして自動車は制限したほうがいいという考えです。

もちろん、都市ビジョンを考える中で施策を考えていくということが前提ではありますが、個別社会実験を行うということは必要だと思います。
県庁通りを1車線にするという案には、賛成でした。

このような結果になったのですから、次は大森市長が市民の意見を聴くべきです。
単に断念するのではなく、市民と一緒に説得力があるプランを作り上げることを目指してほしい。


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