今、高齢者の方から抗議が殺到している「後期高齢者」名称に
ついて、社会福祉に係るものは、自分自身の問題として
考えなくてはならないと思う。
私自身、無自覚だったことを反省しなくてはならない。
「まことに申し訳ありません。お詫びいたします」。
(ここで書いただけではどうしようもない話だが)
社会福祉に係わっている人間は、後期高齢者医療制度が始まることは
知っていたはずである。程度の差こそあれ、知らないということは
仕事をしていないと同じだ。
しかし、この名称に異議を唱えたという話は私は聞かない。
制度自身については危惧していた人は確かにいたが。
これには理由があって、専門職や研究者、行政に係わるものには、
年齢区分として使われていたからだ。
ところが当事者の方がどのように感じられるかということに無自覚だった。
もちろん、医療制度にこの名称が使われるということは論外だが、
年齢区分としても、おかしなものだったのだ。
まずそれを私たちが反省しなくてはならない。
私が、無自覚ながら差別的な考えを持っていたことをはっきり認識した
のは、今朝の朝日新聞の「観流」の記事に掲載された朝日歌壇の短歌
からである。紹介させてもらおう。
「懸命に生きたる罪か人間の枠外されし後期高齢者」
「『後期』高齢者手話表現に迷いつつ終わりは近いと手を動かしむ」
「『後期高齢者』言わしておけば言うものぞ奮然として雪掻く」
選者の馬場あき子さん(80)の言葉。
「侮蔑の言葉です。役所の非人間性には愕然とする。入選作の背後には
何十倍もの同様の歌、戦中戦後を必死で生きてきて今、後期高齢者と
呼ばれる人の傷心がある。想像力というも官僚に求めたい」
突き刺さるような言葉である。
短歌の力を思い知った。
ここでは官僚となっているが、これは私を含めた社会福祉に係わるもの
への言葉なのだ。
ここではっきりしたのは、「後期高齢者」という言葉は、差別用語で
あったということだ。
そのような名称はまず撤回されなければならない。
「後期高齢者」被保険証を発行し続けながら、「長寿」と読んでくれとは
いわせない。
もちろん、制度自体も撤回するしかない。
このような名称が生き残ってはならない。
ついて、社会福祉に係るものは、自分自身の問題として
考えなくてはならないと思う。
私自身、無自覚だったことを反省しなくてはならない。
「まことに申し訳ありません。お詫びいたします」。
(ここで書いただけではどうしようもない話だが)
社会福祉に係わっている人間は、後期高齢者医療制度が始まることは
知っていたはずである。程度の差こそあれ、知らないということは
仕事をしていないと同じだ。
しかし、この名称に異議を唱えたという話は私は聞かない。
制度自身については危惧していた人は確かにいたが。
これには理由があって、専門職や研究者、行政に係わるものには、
年齢区分として使われていたからだ。
ところが当事者の方がどのように感じられるかということに無自覚だった。
もちろん、医療制度にこの名称が使われるということは論外だが、
年齢区分としても、おかしなものだったのだ。
まずそれを私たちが反省しなくてはならない。
私が、無自覚ながら差別的な考えを持っていたことをはっきり認識した
のは、今朝の朝日新聞の「観流」の記事に掲載された朝日歌壇の短歌
からである。紹介させてもらおう。
「懸命に生きたる罪か人間の枠外されし後期高齢者」
「『後期』高齢者手話表現に迷いつつ終わりは近いと手を動かしむ」
「『後期高齢者』言わしておけば言うものぞ奮然として雪掻く」
選者の馬場あき子さん(80)の言葉。
「侮蔑の言葉です。役所の非人間性には愕然とする。入選作の背後には
何十倍もの同様の歌、戦中戦後を必死で生きてきて今、後期高齢者と
呼ばれる人の傷心がある。想像力というも官僚に求めたい」
突き刺さるような言葉である。
短歌の力を思い知った。
ここでは官僚となっているが、これは私を含めた社会福祉に係わるもの
への言葉なのだ。
ここではっきりしたのは、「後期高齢者」という言葉は、差別用語で
あったということだ。
そのような名称はまず撤回されなければならない。
「後期高齢者」被保険証を発行し続けながら、「長寿」と読んでくれとは
いわせない。
もちろん、制度自体も撤回するしかない。
このような名称が生き残ってはならない。
は心の状態を推敲して詠むわけですね。
私なども
専門家の端くれとして断罪されねばなりませんね。
テレビで山井議員もいっておられたが
年齢で区分する医療制度は
日本だけです。
(アメリカのメディケアは65歳以上ですが
これはそれ以外の一般国民は公的保険がないというもの。ひどい話ですが、年齢でキルというところは日本と似ている)
・・どうして「後期」という言葉がでてきたのだろう?
私が、いま、思い出すのは
アメリカの老年学で
young-old old-old
という区分をしだしたのが日本へも来たのでは?
ともかく、行政のみならず、学会のようなところも長らく「後期高齢者」といってはばからなかった。
この言葉も業界内用語なのでしょうね。
私は、政治家や官僚を批判することが
多いのですが、自分自身に対しても
厳しい目を向けなくてはなりません。
反省しました。