岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

NHK は、興行と報道の区別がわかったのだろうか。

2007-09-27 00:03:22 | 日本の仲間
大相撲の事件や不祥事に だんまりを決め込むNHKに
報道機関として不誠実さをみていた。
不誠実というより、欺瞞といったほうが正しい。
なぜなら、NHKしか見ることができない人々には
大相撲の内外で起こっている事件について
何も知らされない=なかったことになっている。
これは視聴者にとって欺瞞以外のなにものでもない。

もっとも元NHK記者への北の海理事長の仕打ちを見れば
NHKは 怖くてなにもいえないのだろう。
しかし これでは報道機関という名前=名義を
捨てたも同然だ。

そして、今日の時津風部屋の集団リンチ殺人事件の
報道となる。
当たり前のことが 当たり前に報道された。
さすがに、この事件を無視することが出来なかったのだろう。

この事件は、とても ひどい。
閉鎖的な部屋という集団の中でこんなことが起こっていたのだ。
もし 理事長がこれは部屋の問題だということで
収拾を図ろうとするなら、協会には自ら正常化する力がないと
思わざるをえない。
協会は、元力士で構成されている。
外部のものといえば 横審くらいではないか。
相撲を肌で知っているものだけが 相撲業を維持できると
考えているとしたら、今の混迷から抜け出すことはできない。
そのことを知らしめるのが報道機関に役割でもあるのだ。

今まで、そのことを放棄してきたNHKは、不明を自ら批判し
ここで同じ「協会仲間」である大相撲協会に対して
報道機関としての厳しい目で 解説・報道をすべきだ。
ことはこの事件だけではない。
今まで無視してきた不祥事も含め あらゆる事件を
報道・解説する義務がある。

これは NHK/大相撲が談合していると思うものの意見である。

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