人の評価は、時間が経たなければ定まらないのですね。
米大統領は選ばれし人なので、後々まで掘り起こされてなかなか評価が定まらないことが多い。
それでももう変わりそうもない人もいる。
21世紀には、ブッシュ・ジュニア、オバマ、トランプ、バイデンと5人が務めた。
選挙で争った候補は、ゴア、ケリー、マケイン、ヒラリー・クリントン、トランプ。
この敗れた候補者は、民主党3名、共和党2名となる。
民主党のゴア、ケリーはともに、ブッシュ・ジュニアに敗れたわけだけど、
この二人が大統領になれば米国や世界が違っていたように思う。
ご存じのようにゴアは気候変動に警笛をならし、
ケリーは後に国務大臣になっている。
一方、ブッシュ・ジュニアは米国民の気質のためか、イラク戦争時の90%台の支持から政権末期は20%台まで落ち込んだ。
やはり共和党の実績はよくない。
共和党自体の体質にも問題があるように思える。
支持母体であるキリスト教右派の思想は、中絶禁止、同性婚ノー、気候変動ノーなどである。
多くの宗教が米国からやってくるが首をかしげることが多い。
今回の大統領選で改めて州が思想的にもそれぞれが独立していること。
州ごとに分断されているように見えて、
それを辛うじてまとめて「合州国」としている。合衆国という表記は訳として間違っている。
さて、トランプ政権再登場となるけれど、おおよそ前回+ウクライナ+中東となる。
ことはシンプル。
米国ファーストとビジネス、ややこしい法律や規制は軽視。
唯一、戦争嫌いというがどうだろう。
この姿勢はイーロン・マスクの同調するところで、中国への対応(関税)は厳しくなることは間違いない。
今回のマスク応援も政治のビジネスへの介入を願うがゆえ。
新大統領の一挙手一投足から目が離せない日々が始まることになる。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナと中東に平和を!