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1週間ほど「岩清水日記」の更新をしていません。
パソコンを置いている部屋が暑くなったためかもしれません。
特に何かがあったわけではないのです。
ほぼ毎日、母の入院している病院に通い一喜一憂しています。
レビー型認知症の症状は、日毎に変わり、本人も付添うものも、精神的な負担は大きいと言わざるをえません。
ある日は、「家に帰りたい」と訴え続け、
またある日は、別人のように、昨夜の不思議な出来事を現実として語り、
痛いと思われない足の痛みを訴え、
話を聞き、想いを受け止め、ひとり家路につくのです。
毎日通うのも負担となり、休息日をつくりました。
最近は、珍しく読書に集中しています。
詩人永瀬清子関係と日蓮宗不受不施派関係の本です。
永瀬清子の生家には、隠し部屋があり僧侶が住むことができるようになっています。
岡山(備前藩はその一部)は仏教弾圧が厳しく、禁教となっていた日蓮宗不受不施派は徹底的に弾圧されます。
そのため改宗した人々も多いですが、少なくはない人々が信心を守り通しました。
今では、岡山の人々に影響がないように思われる宗教の話ですが、じつは連綿と岡山県人の精神に受け継がれているようにも思います。
永瀬清子も自身の性格には、宗教的な影響があると言っています。
理屈っぽいとか頑固なところがあります。
それは、不受不施派だけでなく日蓮宗が育てた精神なのかもしれません。
キリスト教が欧米の精神を形作ったことに似たことが日本にもあったのです。
実家の近くには不受不施派の寺が多くあります。
その梵鐘を聞いて日々過ごしています。
実家がある村は日蓮宗の村ですが、不受不施派ではありません。
私は江戸時代のはじめに村ごと改宗させたと考えられます。
もう少し調べてみたいと思います。