岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

2014年総選挙結果メモ

2014-12-16 06:13:39 | 国民と国会と政治
このブログでも選挙結果についてメモを書いておきたいと思います。
選挙中盤に自民300議席をうかがう勢いとの報道が相次ぎました。
自民が議席を減らすのではないかという思いがあった私は、唖然としました。

終盤戦は、野党も手ごたえがあったように話していましたら少し挽回したかなと思いました。
選挙当日、皆さん選挙の行きません。
結果、今まで最低の投票率で全国で52.66%でした。
8県は40%台です。
こうなると追い風が吹くのは、組織の強い政党となります。
自民党、公明党、共産党でしょう。
でも、投票率の順風だけではないでしょう。
自民は有力な対立候補を立てさせなかった戦略が功を奏したのは間違いありません。
共産党は、組織力だけでは21議席まで伸びません。
自民党との対立軸がはっきりしていたからでしょう。
それだけでも意味があることです。

はっきり、負けたといえる党は、次世代と生活です。
次世代は、「時間がなかった」と平沼氏が言っていました。
時間があったら、どのような策があったのか、よくわかりません。

生活は、私にとってまったく身近ではないのでとんとわかりません。

維新はよく守ったようにも思います。
感覚的には完敗するのではないかと思っていたのですが、一議席減の41議席ですから、
依然影響力が残ります。

個人の当落で印象に残ったのは、現代表の海江田氏が比例でも落選、前代表の菅氏が比例で滑り込んだということでしょうか。
代表が世間で認められていないという現実を直視しなければ民主党の再建は考えられません。
民主党は、もっと若い人が中心にならなければなりません。

自民党は政権の寿命を延ばしました。
しかし、フリーハンドではありません。
どんなに議席があっても、経済や財政をコントロールすることは並大抵のことではありません。
今年に入り、経済力アップや財政再建が頓挫しました。
戦術的に緊急的総選挙は成功しましたが、中期的な戦略は苦難が予想されます。
アベノミクスはできないことや、やってはいけないことを可能だと思わせる政策です。
化けの皮が剥げるのは時間の問題です。すでに剥げてきています。
これをどのように繕うかという戦術が進められるわけですが、
これには国民すべての協力が必要です。
協力を犠牲と置き換えてもよいと思います。
それは嫌です。

ということで、安倍氏が勢い込んで持論の政策を進めると墓穴を掘ることになると思います。



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