岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

内村航平選手、世界選手権5連覇、おめでとう!

2014-10-10 06:32:57 | スポーツ(身体に魅せられて)
昨夜は、じっくりテレビ観戦させてもらった。
前日の団体戦ではまさかの逆転銀メダル。
やはり、ホームチームは強い。

総合個人の優勝は、本命の内村選手だった。
1競技ごとに順位や得点差が動く、目が離せなかった。
他国の名手の美技や力技にも魅了された。
ボディビルドされた肉体にはいつもながら驚かされる。
特にアメリカ選手のゴムマリのような身体と力技には今まで体操選手にはない魅力を
感じた。
これが世界体操の未来かと言われればネガティブにならざるをえない。
中国選手もマッチョだ。
しかし、あまりにも強調された肉体が美しいかといえばどうだろうか。
少数者の好みかもしれない。

対して、日本選手のボディビルドは抑制的だ。
他国の選手に比べれば華奢に見える位だ。
では筋肉が細ければ、力技に劣るのかといえばそんなことはない。
筋肉は太さだけではなく、その使い方に依るといえる。

他の競技でも同じだ。
マッチョ=パワーであっても力量の一部でしかない。

スリムな身体が持つ美は演技の美しさにも繋がる。
日本選手の「美」の追求は、その身体に現れているといえる。

ここに「日本体操の美」の結実を見た。

スポーツの魅力は、お金では測れない。
田中選手や錦織選手などの高給取りにははるかに及ばない内村選手の懐だが、
その魅力と実力は、彼らをはるかに凌ぐものに思われる。

おめでとう!
内村選手。
そして、田中選手!



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