「どうなったのかわからん。助けて！」と。

最近、大きな手術をして今も入院中の方を訪問したときのことです。

病室を訪ねるとお休み中でした。
ちょっと迷って、看護師さんにたずねると、直ぐに起こしてくれました。

私に気づかれた方は、「待ってたんよ。どうなったのかわからん。助けて！」と
書類を見せてくれ話し出されました。

・介護保険料の支払通知書
・重度心身障害者医療費受給者証
・後期高齢者医療保険証

6月に届いた介護保険のこれからの支払いが随分高くなった。
重度心身障害者医療費受給者証の支払い限度額が、3倍以上になっている。
（非該当ということ）
6月の病院からの請求と7月の請求が全然違う。すごく高くなっている。

この方は、80歳と高齢ながら、趣味の教室を持っている現役講師です。
といっても講師料は年間で数十万円。
後は少しばかりの年金という。
今までは市民税非課税だったという。

最近、収入が増えたわけでもない。
しかし、なぜか課税されている。

これは一大事。入院中となれば、それも今後数カ月も続く。
もの入りの上に、医療費や介護保険料がはね上がることになる。

確定申告しましたか？と私。
「確か税務署に3月行ったが」

それで、課税になるなら、書き方を間違えてしまったのか。
ご本人は入院中。どこにも聞きに行くわけにはいかない。

ひとつ代わりに、私が聞くことにした。
当然、本人でないので、個人情報の壁がある。
介護保険課、医療助成課、税務課の窓口にいったが、一般論しか話してくれない。
お見事だが、途中から腹が立ってきた。

人の生活にかかわることだ、建前をいうばかりでは能がない。
親身になってくれよ、という気持ち。
結局、もやもやとして不満が残った窓口相談だった。
しばらく行きたいなく気持。

可能性としては、確定申告をすることを忘れたことを忘れたこと。
確定申告をしなければ、市民税課税がありうる。
そして、そのことが、首を絞められるほどの負担増になること。

私は正確な収入（年金＋講師代）を知ってはいない。

しかし、間違いなく前年並みの所得なら非課税になるはずだ。
これは各課で確認した。
とにかく、非課税まで漕ぎつけなくてはならない。

なんという罠のある税制だろうか。

※内容は少し変更してます。

※写真は、総合グランドの池のたもとで練習中の二人。